3-19 ルェイジーママ、クンフーバーを経営する その1
遠征が終わった後、銀龍は自宅に戻った。
家の中は、色々な書物や事務処理の用紙などが、置かれており散らかっている。
中には、中国物術の書物、化学雑誌なども散乱していてよくわからない本もある。
経済学書から、戦闘技術の本などなど、本のカオスは裏九龍城国と変わらない。
あとは、棚の上にひたすら置いてある、お酒の類。
洋酒、和酒、中国酒などなど、色々な空瓶が飾ってある。
それがなければ、結構小奇麗な部類に入るかもしれない。
銀龍は、テーブル横の椅子の書類をどかし、テーブル上の書物もどかす。
グラスに紹興酒をそそぎ、砂糖を少しまぶし、飲んでいると、スマートコンタクトレンズに着信が入る。
綾からの着信だ。
通信窓が開き、綾が笑顔で手を振っている。
「昨日は、お疲れ様でした」
「仕事の話しだったら、なしだぜ。オレは疲れてんだよぉ」
「ちょっと違うわよ。三週間後ぐらいに、そっちに行きたいのよ」
銀龍は、酒を口に含み、のどを通す。
「どういうことだよ?」
「九龍城国のホテルってどんな感じ?」
「遊びにくんのか?」
「まあまあ、今回はとある顧客のコンサルとして、そっちにお伺いするわ」
「そうかい」
「そうそう、だから、あなたにお願いしてるじゃない。良いホテルとか紹介してほしいんだけど」
「わーったよ、あとで情報を送るわ」
「じゃ、お願いね?」
お風呂も入り終わり、銀龍は、緑色のチャイナドレスを脱いだ。
背中には銀色の龍が降りる刺青がのぞく。
スリムな身体を湯に浸し、風呂から出る。
「しょうがねぇな」と、独り言を言いながら、PCで色々な情報を検索し、綾のメールアドレスに送信し、そのまま寝間着に着替えて
銀龍は就寝した。
三週間後、セントラルのホテルに銀龍は呼ばれた。
一応、それなりにめかさなければいけないので、銀龍はいつも通りの銀色のチャイナ服を装い、セントラル一流のホテル、「九龍城国際ホテル」に足を踏み入れた。
部屋室は、4501だ。部屋の隅の、一番良い場所だ。
銀龍は、インターホンを押す。
扉が開く。
「はいはーい、いらっしゃい銀龍」
「よう」と、一歩踏み入れるが、綾の隣に筋肉ムキムキの男が一人。
黒髪で、日本人だ。
しかも、タンクトップにズボンは迷彩柄。
銀龍は、顔をひきつらせた。
「テ、テメェ、相変わらずいるだけで妙な威圧感だな。化粧はしねぇのかよ?」
「銀龍さん、おひさしぶりぃ、今日はプライベートなのぉ。つまり、ひ、ば、ん」
「なんだよぉ、それはよぉ、いつもの恰好はどうした?」
「あれは戦闘服。こっちはプライベートなのよぉ。お化粧も戦闘服のうちよぉ」
銀龍は、銀色のポーチからキセルをだすが、止めた。
「ったく、そっちの方がしっくりくるじゃねーかよ。いつもの癖で、吸いそうになっちまった」
綾は、コーヒーを入れながら、喋る。
「彼女たちにも、プライベートぐらいはあるわよ」
銀龍は、ベッドの上に腰をかけ、足を組んだ。
「て、いってもよぉ。なんなんだよぉ、いきなり呼びつけてぇ」
「今日はね、あなたにもぜひとも見てほしいものがあるのよ」
「なんだ? 新作の何かのバトルドレスか?」
「違うわ」と、銀龍にもコーヒーを差し出す。
銀龍は、受け皿ごとコーヒーを受け取り、薄い唇をカップに口付ける。
「つったってよ、何だよぉ。もったいぶって」
「あなたに見せたいものは……」
本作品はいかがだったでしょうか?
ツイッターでは、キャラクターが曜日ごとを変えて、つぶやいていたり、裏設定の内容を話していたり
もするので、ご興味がある方は、
「乾ヒロキ」で検索して頂き、登録してくれると、もっと「バトルドレスガールズ」の深みを味合うことができるようになっています。
皆が「イイね」や「リツイート」を連続でしてくれると、
実は設定表ができるようになっているのだ!!
それとも、コレクションのように集めてみてもいいし。
ただし、私も発言するので、ついーとの速度は尋常ではないのだ。
君は、全ての設定を果たして見ることができるのだろうか?
アイコンは自作で書いていますが、もっと色々と手を加えられたら、良いと思っています。
気に入って頂けたら、ツイッターからでもどっからでも感想や、
リツイート、いいね、などなどウルトラスーパー大歓迎セールスです。www
乾ヒロキのツイッターは、こちらから。
↓↓↓
https://twitter.com/fifth52002
質問箱にキャラクターについて聞くと、
もしかしたら、キャラクターがあなたの為に何かを答えてくれるかもしれませんよ?
↓↓↓
https://peing.net/ja/fifth52002 #質問箱 #peing




