3-15 リーシーさん、なぜか保険の営業をしている。 その1
私のなまえは~リーシーといいます~。
今日はなぜか銀龍さんに頼まれて~保険屋のお仕事をしています~~。
それは~6時間まえのことでした~。
わたしは~チャイナガールズの自動ドアをくぐりました~。
目の前には~背中に銀色の刺青が入っている人が振り向いてくれたのです~~。
「よっ、リーシー。今日呼んだのは、別段大したはなしじゃねぇ」と、わたしの肩に手を~おいたのです~。
「はい~なんでしょうか~?」
「単刀直入に言う。頼みがある。会社を作った。保険の営業をしてくれ!!」
「なんで~わたしなのですか~?」
「だってさ、テメェさん、いつも笑顔じゃねぇかよぉ。金も弾むからよぉお願いするぜ!!」
まったく状況が掴めないまま~~、話しがぐいぐい進んでいきます~~。
「でも~わたくし~スーツとか~持っていませんよ~~」
金色のチャイナドレスを着ている人が~すでに~スーツをもっていました~~。
「あの~わたし~~これから~~」
「大丈夫よ、リーシーさん。スーツは全部新品よ!!」
そういう意味では~ないんですの~~。
「とりあえず、着てみろってよぉ」
銀龍さんの目が十字にキラキラしていて~まぶしいです~~。
スーツは着たようなことはなかったので~とりあえず着てみました~~。
銀龍さんは~わたしを一周して眺めてます~~。
「うん、後ろの三つ編みもいいけどよぉ、たまにはほどいてもいいんじゃねぇの?」
あれよあれよという間に私の三つ編みが~ほどかれていきます~~。
金龍さんは頷いています~~。
「あら、いいじゃない!! 三つ編みをほどいたから、ちょうどよくウェーブがかかった髪になっているし、これは男受けも、お年寄り受けも良さそうね!!」
あ、ありがとう~ございます~~。
あれ? わたし~なんか~~乗せられているのでしょうか~~。
「銀龍さ~ん、わたし~とりあえず~~これからどうすればいいのでしょうか~~?」
「ん? ああ、適当に全部地図データにマークしておいた。大体、そこらへんは新規顧客が見込める場所だぜ!! リーシーさんよぉ副業と思ってよぉ、ガンガン回ってくれよぉ!!」
わたしは~親が会社の経営をしているのもあって~特に困っていないのですけど~~。
もう~ここまで来てしまうと~やるしかありませんでした~~。
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