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チャイナガールズ!!~スーパーカンフーハイパワーチーム~  作者: 乾ヒロキ
チャイナガールズ!!達の破壊的な日常。
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3-12 ルェイジーママ、劉龍飯店へいらっしゃい!! その3

 

 ――二日目。


 連続で、銀龍は劉龍飯店に入る。


 今日は予定通り色々と事務処理も済んだので、昼時ど真ん中に来たのだ。


 ルェイジーと母親は、親子仲良くデートだろう。


 銀龍は、自身が壊したこともある入り口を開き、扉をくぐる。

 

 お客がいっぱいいる喧騒のさなか、ルェイジーは赤いチャイナドレスを着ながら、チャーハンを持ってきている。


 そして、ルェイジーママも気品あふれる青いチャイナドレスを揺らしながらパイコーハンを運んでいた。


 非常に忙しそうだ。


 ルェイジーは、銀龍に気づき店長に話す。


「アイヤ!! 店長、銀龍来たアルネ!!」


 案内されるがまま、銀龍はいつもの奥側の席、店主が毎日座っている特定の場所まで案内される。


「ご注文は、何アルか!!!」


 銀龍はしかめっ面で、ルェイジーを見上げる。


「これはどういうことでぇ? なんで、テメェの母ちゃんが働いているんだよ!!」


「アイヤ、ママと交代するアルネ!!」


 赤いチャイナドレスのウェイトレスは、母親と交代した。


「これこれは、銀龍さんアルゥ。実はですねぇ、かくかくしかじか……」


「何ぃ? 劉店長の紹介で、道場を出来る場所が見つかった? まじか」


「そうなんですアルゥ。ですから、ここも広い割には娘だけでは大変そうなので、

私も手伝うことにしたのですアルゥ。お昼時ぐらいですけどアルゥね」


 銀龍は、なるほどと、一言もらしながら銀色のキセルをくわえる。


「ほー、なるほどなるほど……。てか、お母さんはいつ帰るんですか?」


「もう一つのところは、主人が切り盛りしていますですアルゥ」


「はいはい、は?」


「九龍城国のビザももう取得したでありますアルゥ」


「住む場所は?」


「二階のお部屋がもう一室空いているということなので、住まわしてもらうことになりそうですアルゥ」


「すげー、九龍城国ドラマ以上に都合がいいじゃねーかよ……」


 銀龍は、一生懸命注文を承っている、ルェイジーをずっと見つめていた。


 瞼を少しだけ落とし、目を細める。


「ったくよぉ、幸せもんだなぁ、アイツもよぉ」


 9歳の時から面倒を見ていたので、ルェイジーの幸せが、銀龍の幸せにも感じている。


 ひたすら戦闘の日々だっただからこそ、だからこそ、銀龍も得をしたような気分になっていた。


「ルェイジーママ、紹興酒頼めるか?」


 ルェイジーママは、9歳の時のルェイジーのように無邪気な笑顔をした。


 銀龍の中では、昔のルェイジーの笑顔と重なっていた。


「紹興酒アルゥね、分かりましたアルゥ! 店長!!」


 と、注文しながらカウンターへ向かう。


「ったくよぉ、親子ともどもよぉ、幸せもんだぜぇ」


 銀龍は新聞を広げて、二人の親子を照れくさそうに、ただ見つめていた。


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