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VSメイドインガールズ おまけ1


 ヤーイーは、実写映画が大好きだ。


 最近も映画館に行ってみたりしている。


 最近のも好きだが、もっと好きなのは、旧暦1980年代から2000年ごろにかけて映画になったものが大好きだった。


 映画の影響で、クンフー、ジークンドーを始めたのもそうだし、銀龍ターレンも非常に尊敬できる師匠ではある。


 しかし、彼女の中では、もっと神に等しい思いで敬愛している人物だった。


 だったと、過去系を使うには理由がある。


 その人は、既にいなく、いまだクンフーの神様とも言われている人だった。


 黄色いぴっちりとしたいで立ちに、「ホワッチャア!!」と、叫ぶのもカッコイイ。


 一度で良いから、本物を見てみたかった。


 ブルースリーを。


 そんな思いの中、たまには違う映画をと、自室で見た。


 それは、SF映画の名作といまだ伝わっている映画で、未来ではロボットと人間が戦争をし、


 核戦争ののち、全てが荒廃してしまうことを防ぐという話しだった。


 そのロボットは、見た目は非常に生身の人間に見えたが、一度ダメージを受けると、金属の骸骨がのぞき、目が赤く光るのだ。


 その屈強な姿に、ヤーイーは、彼が出演した映画、全て見た。


 だが、彼女の中ではやはりインパクトが大きかったのが、この映画だったらしい。


 ヤーイーも、クンフーの子。


 やはりこの二人の男性のように強くなりたかった。


 とある、美しくさせられてしまう演習の時、屈強なオカマどもに、ヤーイーは捕縛された。


「せっかく、あそこまでいけたのにー!!!」


 ヤーイーは下着姿にされ、黒いロープにグルグル巻きにされている。


 他の小隊に所属している、二人もグルグル巻きにされているのだ。


「さあん、お嬢ちゃんたち選びなさいさぁいん」


 と、オカマ達は、テント内でカーテンを開き、様々な衣装を見せた。


 ヤーイーはその衣装を見て、瞳が輝く。


 それは、銀色の骸骨をしている、あの映画そのものの、コスプレというよりスーツだった。

 

 ヤーイーは、金髪長髪のごつい体格のオカマを見上げる。


「ねぇ、あのスーツ、着ていい?」


 金髪オカマは、超笑顔になり、両手を合わせてクネクネと、気持ち悪い動きをさせる。


「あんらぁ、ヤーイーちゃん、お目が高いぃん!! これはね、ハミルトンアヤインダストリアーズがねぇ、バトルドレスの開発初期段階の為に、遊びついでに試作品として作った、頭のてっぺんから足元まで、完全メタルフレームの、スーツよぉんん!!」


「あ、あれ……私、着れるの!!」


「もちろんよぉおおおお!! しかもね、あれを着ると、喋るたびに両目が光るのよぉ!!」


「す、凄い!!」


 と、いうことで、彼女はそのメタルフレーム製のスーツを着たことになる。


 他のチャイナガールズには分からない、彼女も個性的で変わった性格である。






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