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2-9 銀色の龍
銀龍はヤーイーたちの無事を確認し、倉庫から様々な機甲兵が出てくるのが遠目で確認できる。
回線をつないだ。
「テメェら、お相手さんがいよいよおいでなすった。情報通り、戦車五台、装甲車五台、そして、パワードスーツが五つだ!! いいか、心してぶっ潰せ!!」
銀龍は、低空モードにし、地面すれすれまで近づく。
早速、戦車が銀龍を標的にロックオンする。
だが、フェイロンは瞬時にかわす。
玄武部隊が一番初めに皆をガードさせながら、向かうのが作戦だ。
「玄武部隊、テメェら、特に重要だからな。必ず他の小隊を本拠地へ導け!!! いいな!!」
内耳からリーシーの声。
「わかりましたわ~~、必ず導きます~~」
「わりぃ、リーシー頼む!!」
次々と戦車がフェイロンを狙ってくる。
弾丸の軌跡が来るたびにすべてよけているのだ。
「テメェらごときで無駄にパーティカルロイドなんか使用しねぇぜ!!」
フェイロンは、ずっとよけていた。
なぜならば、彼女たちの演習の成果、実践クンフーを見たいからだ。
「テメェら、しっかり演習の時のクンフーを出してやれよぉ!!」




