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チャイナガールズ!!~スーパーカンフーハイパワーチーム~  作者: 乾ヒロキ
カオルンセングォ毒ガスパラダイス編
153/178

4-73 N.A.Y.561年 8月01日

 


 -------N.A.Y.561年 8月01日 9時00分---------



 私の名前は、チャン・ヨウ。


 今日は、久々にデスクワークの日だ。


 一週間ほどしてから、再び九龍城国へと趣くつもりだ。


 革張りの椅子に座ったまま、パソコンで報告書を打っている私だが、目の前に眼鏡をかけた秘書が私にコーヒーを差し出してくれた。


 私は「ありがとう」と、一言告げると再び報告書を書き始める。


 今回の報告書は、中国国防部の者として世界的テロリスト毒ガスコマンダー鷺沼を追っているという内容だ。


 本当は、デスクワークが中心な立場なのだが、私はあえてこの件に志願した。


 国際的テロリスト、毒ガスコマンダー鷺沼を追ううちに、様々な事が分かってきた。


 毒ガスコマンダー鷺沼は、別名服部半蔵鷺沼と言われている。


 日本では「忍者」と言われている、暗殺術を駆使しているらしく、ユグドシアル大陸では非合法チームとしても結構な戦果をあげてきたようだ。


 日本では、ヤクザを巻き込んでの「右翼大運動」によることにも非常に関わっているらしい人物だ。


 そして、彼は毒ガス製造の博士でもあるので、ユグドシアル大陸でも秘密裏に人体実験を行ってきたようだ。


 その人体実験では、ほぼ9割ほど「中華圏」の人間を扱っていた。


 当時、彼の口述によると、最も人口が多いところから、人体実験をするべきだという風に、主張を持っていたようだ。


 彼は製薬会社で、様々な実験を行っていたようで、最終的には秘密裏に過度の人体実験を行うようになった。


 死にたくない者もいるだろう。


 「中華圏」の人々は一致団結し、鷺沼に取られられている人を救おうという運動が始まった。


 それにも関わらず、鷺沼はその意見を一切無視してしまう。


 製薬会社からも最後通告を受けた。が、彼は、ユグドシアル大陸にその毒ガス技術を売却していたのだ。


 膨れ上がる資金を元手に、製薬会社から研究費の締め付けを食らっても、びくともしなかった。


 そして、鷺沼に訴える人々が集まり、力づくで捕らわれている人々を救おうとしたのだ。


 ――科学研究所が戦場になったのだ。


 だが、そこは服部半蔵鷺沼。


 あらかじめ用意していた黒装束タイプの「服部半蔵」を身につけて、研究所を破棄。


 そのまま逃亡したのだ。


 だが、彼も無傷ではなかった。


 服部半蔵鷺沼は、脱出寸前のところで、ガスマスクを脱いだところ、ヘリウムガスを吸わされて、気絶してしまったのだ。


 ヘリウムガスは、喉の呼吸を変化させて声を変えるという希ガスである。


 パーティーゲームなどで使用されているのは、酸素が20パーセントほど入っているからだ。


 酸素が全く含まれていない、風船を膨らませるようなヘリウムガスは非常に危険だ。


 彼はいつの間にかそれを吸わされていたのだ。


 さすがの鷺沼も、膝を崩して倒れたそうだ。


 そして、人体実験から人々を救おうとした一人が、爆弾を持って、鷺沼に突撃してきて自爆したのだ。


 その自爆も酷いようだったが、パワードスーツ「服部半蔵」のお陰か、バリアに守られて大丈夫だったそうだ。


 以後、彼は、人体実験を各地で密かにやりつつ「中華圏」の人間を執拗に狙うようになったのだ。


 それから、私は一度彼を捕らえることが出来たが「中国国防部」は非人道的な拷問によって彼に手綱を握らせようとした。


 手綱を握ることで、微妙なパワーバランスを保てば、その技術を売ることもできるし、その技術を国同士の取引としても扱える。


 その目論見も、失敗に終わった。


 毒ガスコマンダー鷺沼は、拘束具を着せられていたのにも関わらず、日本で行われた「右翼大運動」の時にも関わった「斎藤問汰」にコンタクトをすることが出来たのだ。


 事後報告になってしまうが、恐らくだが、刑務所内部に内通者がいたという説が有力だ。


 そして、脱獄は不可能と言われた刑務所で、大規模なテロが起きる。


 それは、鷺沼を必要とする人物が事を起こしたのだ。


 捜査をしていくうち、私はその斎藤以外の人物の名前を聞いた時、耳を疑った。


 チャン・ツィイーというドラゴンテロリストだ。


 同じような名前はかなりあるはずなのだが、中国国防部の上層部からの写真を見た時、確信を得た。


 私が15歳の時、姿を消した姉だった。


 昔から、右目の下に泣きボクロも変わっていないし、国防部からの盗聴された、抑揚のない声も変わっていなかった。


 ただ、そこには冷酷な感じ以外は、全く変わっていなかった。


 そして、現在彼女は潜伏していて、それがこの「九龍城国」の真下にある、超巨大地下街の「裏九龍城国」に潜伏しているという情報だった。


 つまり、私は生き別れた姉を追いつつ、鷺沼を追うこととなる。


 なぜ、姉がこの裏九龍城国にこんなことまでして、潜伏したのか。


 この時、報告書を整理していた私にはまだ分からないことだった。


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