界観用語集1(ある程度、ネタバレ抜き)
・N.A.Y.(エヌエーワイ)
新暦、英語表記の略称。
正式には「New After Year」の略。
新しいあとの年。という意味になるが、DC表記など、キリストを前提とした表記だったため、全世界で変更となった。
・ユグドシアル大陸について。
太平洋のど真ん中で起きた超巨大地震がきっかけで出来た大陸。
あまりにも大きすぎる大陸のため、世界の様々な武器が集まってくるとも言われている。
毎日、戦争を行っている、だだっ広い陸地であり、北から南にかけて地形も異なっている。
日本と同じように、北は寒く南は暖かい。
・九龍城国とは?
中国語では「カォルンセングォ」と言われている。
香港に位置しているアジアの中でも珍しい中国の中にある、独立国家。
国の中心には、中央省セントラルタワーがそびえ立っており、250階建ての円錐形の建物が国のシンボルになっている。
元は「九龍城塞」という場所から始まっており、中国政府からの立ち退き指令が出たが、
全住民が猛反対し、当時最新鋭のパーティカルロイドのバリア技術と、クンフーの戦闘スタイルの融合により、中国政府を窮地に追いやったと言われている。
その為、中国政府も降伏宣言を行い、九龍城国として認めたのが始まり。
銃よりも、徒手空拳に勝った瞬間でもあった。
・裏九龍城国とは?
九龍城国の真下にある、アジアンスラム。
妙な構造になっていて、迷宮のような地下道を抜けると、セントラルタワーの真下にある闇市場が広がる。
地下なので、環境はお世辞にも良いとは言えないが、そこも人々の営みが何とか成立している。
日が当たらないので、心配になるかもしれないが、国からかすめ取ったパーティカルロイド粒子で、太陽光に近い巨大な粒子灯を天井全てにつけている。
自動制御により、外の状況とリンクさせており、不思議と快適らしい。
ただし、雨は降らない。
・パーティカルロイド粒子
ユグドシアル大陸が出来た時に、徐々に広まり始めた謎のエネルギー粒子。
身体の隅々を透過し、人体に無害。
だが、それをパーティカルロイドシェルを使用し、熱を帯びたり、冷やしたりなどもできる、万能エネルギー。
石油、電気に変わってきている、最もメジャーなエネルギー源。
・パーティカルロイドコア
水晶玉のような形をしている、パーティカルロイドを高密度に圧縮させている。
色によって、その密度が異なっていて大まかに三段階に別れている。
パーティカルロイド粒子は、コアに集まる特性があり、主にパワードスーツに必ず装着されている。
例外として、強化内骨格(強化外骨格は外だが、劇中ではインプラント式なので、あえて「内」と表現している)
・パーティカルロイドセル
コアが超大容量の粒子ならば、セルは少量の粒子をため込める技術。
現在の世界でいうならば、バッテリー。
その為「コア」→「セル」で粒子を補充したりする。
コアとは異なり、セルの場合は粒子が徐々に抜けて行ったりする。
パーティカルロイドセルのお陰で、技術革新が進んだ。
衣服に補充したり、タトゥー技術で、皮膚にため込んだりなどが可能になったのだ。
・バトルドレスについて。
バトルドレスのバリヤーは、六角形の形をした集合体である。
なぜ、六角形なのかというと、もっとも強度の高い形は六角形で、例えば、岩を積み上げるだけの壁よりも、それに六角形の枠をしきつめることにより、強度が増す。
ハニカム構造と呼び、蜂の巣等の形を想像して頂けると、分かりやすい。
ハニカム構造ではあるが、身体を覆い包むように、半円球の構造でバリヤーは形成されている。
なぜ、半円なのかというと、弾丸などを弾くために、半円球の構造となっているのだ。
バリヤーの形成エネルギーは、パーティカルロイドが必要。
密度の濃い、ハニカム構造が細かければ細かいほど、バリアの強度が強くなる。
そのぶん出力も上昇し、パーティカルロイドの持続力も普通は短くなる。
極薄極小のパーティカルロイドコアの技術はまだない。
どうしてもかさばるのが難点で、密度の濃いバリアを装備しているのは、
重厚なパワードスーツタイプのもので、チャイナドレスやバニーガールの衣服系統は、バリアの密度は細かくはない。
そのため、応用技術としては、バリアは一枚、二枚と重ね着できることが可能。
ただし、パーティカルロイドコアをつけなければいけないため、枚数を重ねるごとに
システムの安定性、バランスを保つことが難しくなる。
一定のバリア出力にムラが出てくるため。
バリアのムラが出てくるということは、強度が弱くなったり、システムが不安定化するのは間違いない。
パーティカルロイドセル一枚でバリアと呼ばれ、
2枚目で、デュアルバリア (薄青色のバリア) パーティカルコアは緑
3枚目で、トリプルバリア (薄緑色のバリア) パーティカルコアは赤
4枚目で、クアッドバリア (銀、金、固有が装備した特色のある、濃い色)パーティカルコアは虹色
銀龍と金龍のタトゥーの技術は、パーティカルコアの、最上級の虹色を、直接、彫る道具にパーティカルコアを流し込んで、彫っているので、半永久的にパーティカルロイドを補給しなくて良い。
気功ユニットととのハイブリッド技術なので、双方とも補っているようなシステムになっている。
銀龍と金龍のチャイナドレス(バトルドレス)やパワードスーツが合わさることにより、粒子の伝達力、送る力は他の隊員よりも段違いとなっているのだ。