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なろうで小説を読まれている皆様、南樹と申します。
学生時代文芸部に所属していたり、
小説が趣味でずっと書き続けていたなんてことは全くない素人ですので
拙い文章をお見せすることになるかもしれませんが、
どうぞよろしくお願い致します。 では、本文へどうぞ(o・・)/
取り立てて運動ができるわけでもなく、
優れた頭脳で学力が高い・・・わけでもなく、
目標があり、それに向かって努力するでもない。
特にこれといった長所を挙げることもできない僕は、
親から授けられた名に文字通り名前負けしていると思っている。
有村 有輝
『何か一つでもいい、輝けるところの有る子に育ってほしい』
そんな願いから僕の名前は付けられたらしい。
しかし、齢16の今日に至るまで僕はまだ自分の輝けるところを見つけられていなかった。
「世は全てこともなし‥か」
今日も今日とて退屈な一日だ。
どうやっても自分はマンガや小説の中のような主人公にはなれない。
そんなことを考えているといつも思うことがある。
マンガや小説の中のような世界に生まれていたらどれだけ楽しかっただろう。
ひょんなことからロボットに乗ることになって、操縦しようと思ったらできちゃって
僕以外の操作は受け付けなくなり、あれよあれよという間に戦いの中に身を投じてみたり。
ひょんなことから異世界に行ってしまい、特殊能力や魔法なんか使ってみたり。
迷宮でモンスターを倒し日々の糧を得て暮らしたり。
現実にはそんなことはない。
よしんばあったとしてもそれは自分以外の誰か、
主人公になるべくしてなっている人の話なのだ。
「あぁ・・・生まれる世界を間違えた」
学校までの道を歩きながら、僕は心の中でひとりごちた。
間違っている箇所や日本語のおかしなところなどございましたら、
遠慮なく教えてください。
ちょっとへこんだ後、適宜修正していきます。