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亜人公女物語 ~猫耳の公女、モノリス~  作者: mafork(真安 一)『目覚まし』書籍化&コミカライズ!
第3章 亜人公女

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間章:深い闇の穴


 闇の中に、光の粒が浮かんでいる。

 洞窟を抜ける風が、ひょうひょうと鳴っていた。水のせせらぎも聞こえる。音だけの世界で、彼は中空に光の粒を見出しては、口元をほころばせていた。


「よくぞ、来た」


 彼は暗闇で繰り返した。光の粒の動きに、喜ぶような意思を感じたからだ。


「よくぞ、来た」


 彼は繰り返し、腕を広げた。

 水と風の音が聞こえる。

 彼は迎え入れるように腕を動かしながら、遠い遠い南にいる誰かへ、声を送り続けた。

 闇の中に、輝く瞳が浮かび上がる。獣毛に包まれた手を組み合わせて、彼は祈りを捧げた。



ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


第3章はこれにて終了です。

第4章開始まで、少しお時間をいただきます。


詳細につきましては、「活動報告」、又は「あらすじ」をご覧ください。

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