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それからは楽しかった

僕と君は、高校入学してからはそれはもうべったりと一緒だった。

異様な組み合わせと言われたり、特に君はゲテモノ好きなんて呼ばれていたりした。

そう言う日に限って君はお菓子を頬張って言ってきた友人に対する不満を僕にぶつけてくる。


夏は一緒に海に行ってきた。

泳げない僕に君は笑いながら水を掛けてくる。


秋は近くの公園で一緒に紅葉を眺ながら物思いに耽った。


冬は雪が降らないかなと言って騒ぐ君に、僕に掛けていた毛布に君を引っ張って入れて温まった。


そして一年が過ぎて二年になって僕たちは成長しながら、今まで以上に仲を深めていった。


二年はいつの間にか僕と君の周りに出来た友達たちと共にキャンプに行った。

キャンプ場では君が超能力で火を起こす姿にみんな驚いていた。

高校生になって初めてだったからか、僕も新鮮さを感じた。


秋は連休にレジャーランドに行った。

僕は小学生の時から来てはいなかったので見に似合わずにはしゃいでしまった。

その姿に君が笑うので、僕は釣られて笑ってしまう。

君のキャラクターの耳をつけて他の友達と仲良く話す姿は未だに脳裏に浮かぶ。



冬は全員でスキーに行くことになった。

「もうすぐ修学旅行だね」と正月明けに行くことになる修学旅行に君は心躍らせながらゲレンデを颯爽と滑る。

僕はハの字が限界だった。


美しかった。



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