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ストップ

異変に気付いたのは見下ろすガラスにヒビが入ったところからだ。


「…あ?」


スペースレンジャーが目の前で起きていることに間抜けな声を出している間に、ヒビはどんどん広がっていき亀裂に変わっていく。


それには研究員達も慌てる。



「そ、そんな!! 超能力でも壊せない特殊加工のガラスに…!」


誰かが言ったそれにスペースレンジャーはようやくことの重大さを知り急いでガラスから離れる。

直後、ガシャンと破片が飛び散ってガラスが破壊される。


研究員はこれに驚いて慌てて先を競うように部屋を出ていく。


さすがに腰抜けすぎる研究員達に舌打ちしながら、ここのボスであるスペースレンジャーは護身用のナイフと拳銃を取り出して窓ガラスに近づく。



すると、下から足がないあの男が浮かび上がってきた。

その顔には、底知れぬ怒りが込められている。


「……やっぱ、あの化け物と仲良ししてるってこと自体おかしいと思っていたんだ。テメェも化け物だったとはな」


「…訂正しろ」


「あ?」


何のことだと思っていたら、そのまま身体を超能力で飛ばされてしまって背後にあった操作盤に背中から当たってしまった。


激しい痛みととんでもない圧力が加えられて息ができない。


スペースレンジャーは反撃しようと銃口を向けようとするが、握っていた手がボキボキと両手ともに折られてしまう。


「あぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーッッ!!?」


あまりの痛みに涙を流してしまうスペースレンジャー。

と目を瞑っていた間に生気のない、冷たい瞳でこちらを見る男が目の前にいた。


「誰が生きてる価値が無いって?」


「へぁぶぅぅ」



答える前に頭がメキメキと音を出し始めた。


殺される。


スペースレンジャーはまだ生にしがみつこうとした。

その時だった。


「全く、あなたはいつも詰めが甘い…そんなんだから予測不能の事態を前に苦労するんですよ」


それはスペースレンジャーにとって聞き覚えのある声だった。

直後さっきまで浮かんでいた男が硬直しながら床に落ちる。


「あ、な…なに…」


「テメェなんでここにいるんだよ…」


ようやく呪縛から解放されたスペースレンジャーはゴホゴホと咳をしながら呼吸を整え、突然入ってきた知り合いに毒吐く。


「自分はお届けものをきっちりとこの研究所に届けただけです」


「届け物だぁ?テメェがわざわざ持ってくるもんっていやぁ」


男はスペースレンジャーにニコリと笑って告げる。


「CEO直々に送られた新しい実験動物ですよ」




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