表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/55

僕の名

彼女は、僕が小学校3年の頃に突然現れた。

急に転校してきた君はみんなが見ている前で早々に超能力を発揮した。


手も使わずに黒板にチョークを操って名前を書いたのだ。


全員が驚いた。

僕は一瞬だけだったが見慣れていたので興味もなく見ていた。

その時に君と目が合ってしまった。


放課後、一躍クラスの……いや学校中で注目の的を得た君はそんな野次馬達の目なんか気にせず、僕に近づいてきてこう言った。


「名前はなんていうの?」


教室の片隅でひっそりと本を読んでいた僕に、君は声をかけてきた。クラスメイトの名前を確認するだけだと思った僕は『宮本 翔一』と自分の名前をつぶやいて読書に戻る。

すると君がへぇと言ってすぐに野次馬達に混ざり込む。


その日はそれで終わった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ