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76話 リベンジマッチへ


祝、一年&20万PV達成です!



 さて、そんなこんなでダンジョン到着だ。


「レオン、あなたいつまで落ち込んでるの。もっとシャンとしなさい」


「いや……だって」


 どうしてレオンがここまで落ち込んでいるのかというと。ここに到着するまでエリーゼに回路から読み取った情報を元に魔術理論の指導をしてみたところ、「あら、これはいいですわね。以前よりも魔術の精度がグッと上がりましたわ」と、ちょちょいとやってのけてしまったのだ。しかもいきなり第四術式まで。

 対してレオンはまだ第三術式までしか展開できないため、この理論の道の先輩としてあっさり抜かれたことに落ち込んでいる……というわけだ。


「そんなに気にするなレオン。エリーゼは元から魔術の構築、発動に関してはお前よりも経験値が多いんだ、仕方がない」


 それにレオンには重力属性の魔術がある。これを扱えるのはその才能がある者だけだ。


「だからそんなに卑屈になるな。ほら行くぞ……っとあれは」


 見ると、どうやらダンジョン前はいつも以上に慌しいようだ。マステリオンをはじめとする各ギルドのお偉いさんや調査員、貴族までいるな。あの表情からして貴族連中は嫌々参加してるってとこか。


「だから、もうこんな危険なものは即刻封鎖してどこも立ち入れないようにするべきだ!」


 どうもなにか揉めてるようだな。主に騒いでるのは貴族連中のようだが。


『ふぅ……わかってないねぇ。今やダンジョンは世界の経済に関わるまで影響を及ぼしてる。それを突然に全封鎖なんてしたらどんな混乱が起きるか』


 貴族に抗議するように隣にいる商人風の男が持つ石からくぐもった女性の声が聞こえてきた。

 あの石は見たことあるぞ、確か通信石だったか。


「あの声、聞いたことがありますわ。確か商人ギルドのギルドマスターよ。それに奥にいる男は建制ギルドの副ギルドマスターだったと思いますわ」


 なるほど、緊急の事態でも自分のギルドを空けるわけにはいかないから通信だったり代理がやってきたってとこか。


「あの貴族達にも幾人か見覚えがありますわね。メルト国の能力もないくせに保身のことしか考えてない阿呆やシントの業突く張り共ですわね」


 酷い言いようだなまったく。

 しかし、そうしてる間に話し合いにも貴族の傲慢が場を混乱させてきてるようだぞ。


「ふん、混乱と言っても所詮下賎な者共が苦しい思いをするだけであろう? そんなものは捨て置いてもいずれどうにでもなる」


 話を聞く限り貴族連中はエリーゼの言う通りどうしようもない奴らだな。出来る事なら関わり合いになりたくない。

 しかしダンジョンへ向かうにはあそこを通らないといけないか……面倒だな。


「はぁ……くだらない争いですわね。放っておいて早く参りましょう」


「えっ! り、リーゼ、でもあの人達をどうやって……」


 どうやらエリーゼには考えがあるみたいだな。よし、ここはいっちょ彼女を信じてみるとするか。


「だから我々はちょっとした民衆の混乱よりもその命を優先して……」


「ちょっとそこのあなた、邪魔ですわよ」


 わお……どんな作戦かと思ったら、ぐちぐち文句の多い貴族野郎を一刀両断。


「なんだ貴様、今は大事な話をして……はっ!」


 おや、さっきまで威勢の良かった貴族共が急に静かになった。

数名は怯えるように震えている。


「こ、これはこれはエリーゼお嬢様。このような場所でお会いするとはなんという偶然でしょうか。いつもお世話になっております、今日は……」


「あなたの家、確かうちの従属でしたわよね。いつもはへーこらしてるくせに先程はやけに強気で勇ましいこと……。後ろにいるシントの方々とでも何かあったのかしら?」


「え、えっと、それは……」


 ふむ、なんとなく状況は掴めてきたな。おそらくここにいる貴族共はそこまで偉いわけでもないけど威張り腐れる程度の地位はある連中か。

 後ろのシントの貴族達もエリーゼが出てくることは予想外だったようでヒソヒソと相談を始めている。


「そ、そんなことより何故ここに。ここはいつ危険な怪物が出てくるかわからない恐ろしい場所です。早くお戻りに……」


「どうやら脳の隋まで溶けきってるみたいですわね。わたくしは魔導師ギルドの一員ですのよ、異変解決のために動くのは当然でしょう」


 馬鹿丸出しの貴族をさらに馬鹿にするエリーゼはそのまま止まらずにずかずかと進んでいく。


「では、行かせていただきますわ」


「いや、それは駄目だ」


 我が物顔で進んでいくエリーゼを止めたのは我らがギルドのマスターであるマステリオンだった。流石に彼の言葉にはエリーゼも止まらないわけにはいかないか。


「何故止めるのかしらギルドマスターさん? もともと迷宮の異変解決はギルドの仕事でもありますのよ。魔導師が向かうのは当然ではありませんこと?」


「いや、先日の一件でこの案件はかなり危険だと判断された。調査を行うなら最低でも一人はゴールドランクの者が一緒でないと……」


「なんだ、それなら何も問題ないな」


 どうもどうも、こちらゴールドランクの魔導師となっておりまーす。

 先行したエリーゼに追いつきレオンと一緒に間に割って入せてもらうぞ。


「ムゲン君! それに君も……」


「悪いが条件は満たさせてもらったぞ。このままダンジョンに潜らせてもらう」


 もはや何を言っても聞かないと判断したマステリオンは はぁ とため息をつきながら肩をすくめ。


「仕方がない……だがくれぐれも気をつけるように。いざとなったら君が見つけた緊急脱出装置で逃げるんだ、いいね」


 すでに脱出装置のことはギルド全体に知れ渡っている。私の説明の後、ギルドの各員が階ごとの装置を調べて使えることが確認されたからな。これで迷宮探索がより一層楽になってしまったが仕方ないか、前世の時代でも使ってる奴はごまんといたし。


「それじゃ、捜索開始といきますか」




 こうして、私達は無事ダンジョンへと再び潜ることができた。また20階層まで一気にショートカットを使うことにする。

 エリーゼは驚きながらも私に疑いの目を向けてくるが、例によってなんとか言いくるめてこの通路の存在は他言無用にしてもらった。

 さて、降り切るまではゆっくり降下中のおしゃべりタイムだ。


「けど凄かったねさっきのリーゼ。大人の人達に一歩も引かないなんて」


「あの程度、大したことありませんわ。メルト国から来ていた者はほとんどがわたくしの家に媚びへつらう連中ですわ」


 うわぁ……という顔をしながらレオンはエリーゼの家の凄さを再確認していた。


「あの連中は自分では何もできないくせにその権力を振りかざして弱者を貶めるクズですわ。いずれ彼らの家ごと吸収して貴族としての力をすべて剥奪してやりますわ」


「ええっ!? は、剝奪って……何もそこまでしなくても……」


 レオンはエリーゼの言葉を冗談だと思っているようだが、おそらく本気だろう。なんというか、その言葉の奥には何か決意みたいなものが私には感じられた。


「わたくしは本気ですわよ。彼らのように搾取することでしか生きられない力無い者は消えるだけですわ」


「……ねぇ、なんでリーゼはそんなに力にこだわるの?」


 エリーゼはどんなものであろうと力のない者に対して容赦がない。それこそ以前レオンにしていたように平民出の学生をいじめて辞めさせたという噂も聞く。だが、彼女には仲間を思いやるような優しい一面を持っていることも今の私達は知っている。


「……わたくしは、生まれた時から全てを持っていました。お金も地位も、魔術だって幼い頃から使えました。そのせいで目に映るものすべてがつまらなく思えましたの」


 エリーゼの過去か……なんかレオンとは対照的な感じだな。方や貧しい村に生まれながらも色んなものを得てきた生活と、方や裕福な家に生まれた何も得られない生活か。


「そんな退屈な日々が続いていたある日、一人の女性がうちに訪問しに来ていた貴族に襲い掛かるという事件が起こったの……」


「なんで……そんなことを」


「女性はその貴族が管理していた村の住人でした。その貴族は村に圧政による圧政を課していて明日の食事もままならないほど……それなのに税金はどんどん増えてく一方」


 酷いな、第三大陸のリュート村のようにキチンとした人物が管理してるところならまだいいが。管理する人間次第でこうも違いがでるか……今の世の中も酷い場所はやはりあるんだな。


「その女性の夫はなんとか圧政をやめさせようと必死に足掻きましたわ。しかし、話し合いの場を設けられても彼の話はすべて無視され、代わりに待っていたのはただの拷問……。村へ帰ったあと、数日で息を引き取ったそうですわ」


「そんな……じゃあその女性はその人の復讐のために?」


「ええ、さらに濃くなる圧政の中でまだ幼い子供で育てながら、少しづつ準備を重ねていったの」


 きっと子供を守らなくてはならないという気持ちと復讐心だけが生きる糧だったんだろう。

 ……この前見た夢の影響か、私も少し前世の記憶を思い出すな。いつの世もそういった悲しみの連鎖はあるものだ。


「そして子供の体も弱まっていき、彼女は行動に出ましたの。しかし結果は当然失敗……彼女はそのまま奴隷に成り下がってしまった」


 まぁイチ平民が護衛付きの貴族に向かっても勝てるわけないよな。昔と違って誰でも魔術を使える世の中ってわけでもないし。


「どれだけ努力しても何も得られない彼らと何もしなくてもすべてを手に入れる貴族達。わたくしはそれをおかしいと思うようになりました。その時わたくしに一つの理想が生まれましたの、正しく力を得られる者が正しい結果を得られるようにすると」


「正しい力?」


「ええ、農民には農民の、商人には商人の、貴族には貴族のあるべき力を持ちうる世の中。貴族はその力で民を支え役割を与える。村や町の人々がそこで努力して幸せを手にしていく。そして、上へ成り上がれる力を持ったものがまた人を導くことのできる世界を」


 それがエリーゼの理想か……。上へいける者は上へ、そうでない者はそこで得られる最大限の幸せを得られるような社会ってとこか。

 なるほど、だから……。


「だからこそわたくしは無駄な努力や理想をする人間が許せませんの。夢叶わずその先も後悔し続けるくらいなら本来いるべき場所で普通の幸せを掴んだ方がいい……と」


「もしかして、学舎の生徒や僕を辞めさせようとしてたのって……」


 夢破れて何も無くして……それで絶望する人を見たくないからか。まぁこんなところじゃ文無しでふらふらしてたらそれこそ奴隷にされちまうな。


「そうなんだ……リーゼにもそんな事情があたんだ。けどその女の人もかわいそうだよね。奴隷になって、今頃どうなっちゃったんだろう……」


 奴隷か……昔も最近の記憶でもまともな扱いはされてなかったからな。

 もしかしたらもうその女性は……。


「そうですわね、今頃はわたくしが帰ってきた時のために料理の支度でもしてるかしらね」


 って軽いな! ん、わたくしのため?


「え? そ、その人今リーゼの家にいるの?」


「ええ、彼女はわたくしがすぐに買い取ってメイドとして働かせてますわよ。それに彼女の村を管理していた貴族もわたくしが潰して取り込みましたから今はわたくしの管理下ですわ」


 うわー……マジか。その女性をすぐ買い取ったってことは理想が決まった途端即行動に移ったってことだろ。

 まだ幼かった頃だろうにやることは派手だな。


「それに彼女の娘だってブルーメできっちり働いてますのよ。あなた達も会っているでしょう」


「えっと、そう言われても心当たりなんて……」


 私の方に顔を向けられてもこっちだってわからんぞレオン。それに私はこの街に来てそこまで経ってないし知り合いもそんなにいないんだが……誰だ?


「ギルドの受付にいたでしょう」


「ええっ!?」

「なんとっ!?」


 マレルかよ! 全然そんな雰囲気しなかったぞ。けどエリーゼとマレルって結構仲よさそうに見えたからな、昔からの知り合いだったのか。てかマレル……恩人に対してあんな軽口でいいのかおい。

 まぁとにかく、これでエリーゼの事情もなんとなく理解できたな。今回無茶でもオルトロスを討伐しに行こうと思ったのは、力ある者として人々の不安をその手で失くそうとしたからなんだろうな。

 だけどエリーゼも無茶ばっかだな、こっちは時には誰か頼ってもいいんじゃないか……。


 とまあそんな具合にお喋りしてる間に例の広間に到着だ。


「ここで待っていればあのオルトロスが現れるのかしら?」


「うーん、その可能性もあるかもしれないな。だが今回は攻める、そのために来たのだからな」


 やられっぱなしは私の性に合わないしな。

 そのまま私達は通路を奥へと進んでいく。やがて行き止まりに差し掛かり、レオンは覚えがあるようで辺りをきょろきょろ見渡している。


「師匠、ここって……」


「ああ、以前途中までしか調べられなかった疑惑の行き止まりだ」


 まぁその疑惑はほとんど確信に変わってるんだがな。


「やはりな……」


 私の手の中にはピコピコと画面の光るスマホがある。

 以前エリーゼ達を助けに行く直前、チラッと[map]が見えた時にこの先にさらに道が表示されていた。

 見間違いかとも思ったが、現在も[map]上には道が記されている上に、奥へ画面をずらすと案の定 Danger! という赤いマーカーが点滅していた。


「睨んだ通りこの先には隠し通路がある。そしてその先に……オルトロスはいる」


 私の確信に二人もどよめく。


「な、なら、この壁を壊せばいいんですね。てりゃ!」


ガギンッ!


「あてて……駄目だ、硬すぎてこっちの手が痺れちゃった」


 黒棒でガシガシと壁を叩くがそんなものではびくともしない。

 こちらも前回振れた時から感じていたが、やはり他の壁とは材質が違う、作り変えられているのだ。


 ダンジョン制作には高い魔導技術が必要となる……一体誰がこんなことを……。


ドゴォン!


「あら、これでも傷一つつかないなんて。かなり頑丈ですわね」


「ちょ、ちょっとリーゼ! ここそんなに広くないんだからあまり派手な魔術はやめようよ」


 って私が考え込んでる間にあいつらは何やっとんじゃ。


「お前らちょっと下がってろ。今調べるから」


 ケルケイオンを壁にコツンと当てて魔力を注入する。久々登場検索モードだ。

 ……はい検索完了!


《結果……魔防壁:非常に強固な壁であると同時に常に何種類もの魔力が流れており魔術の威力を吸収する。魔力を無効化すると自動で開く》


 無効化……なるほど、オルトロスはあの咆哮を使えばここが自動で開く仕組みなわけだ。


「えっと、無効化なんて僕もリーゼもできないから……師匠、いけます?」


 当然だろう、私を誰だと思っている。この程度の魔力なら朝飯前だ。


「ひらけ~ゴマ! 『対魔力衝撃ディスペル』!」


ガコッ……ギギギ


 壁の魔力を遮断すると、そのまま左右に裂け通路が現れた。


「凄い、流石師匠」


「はっはっは、もっと褒めてもいいんだぞ」


「ワウ(あんま調子乗ってるとその内痛い目見るっすよ)」


 うるへい、そんなもの軽くはねのけてくれるわ。


「この先ですわね。では早速行きましょうか」


 ずかずかと先行していくエリーゼ。いや、もっと慎重に行こうぜ、この先は誰が作ったかもわからない謎の迷宮なんだから。

 ……まぁそれを言ったらこっちのダンジョン自体こいつらにとっては謎の固まりか。




 とりあえず先行するエリーゼを止めて私が先頭へ。暗くて道がわかりづらいが[map]があるので道はわかる。

 オルトロスの巣以外にもいくつか部屋のような場所があるが、今は無視していいだろう。


「師匠、もう少し明かりを強くしてもいいんじゃないですか?」


「こちらの存在を最大限隠すためだ、我慢しろ」


「しかしこうも暗いと足元も見えませんわ……きゃ!」


「うわっ! り、リーゼなにを……わわっ!?」


 どうやらこの暗い中でエリーゼが躓いたようだ。

 そしてレオンの方へ倒れこみ、そのまま胸が顔に覆いかぶさる形になった。


「ちょ、ちょっとレオン! 早くどきなさい!」


「い、いや乗ってるのはリーゼだから。というか目の前に乗ってるこれって……ぐへっ!」


 メリッ という効果音と共にエリーゼの拳がレオンの顔面に炸裂する。

 しかしエリーゼの胸って結構でかいよな、Dは固い。それをまたもラノベギャルゲー主人公の奥義の一つ、『ラッキースケベ』でそこに顔を埋めるとはなんて羨ましい……ではなく、こんな漫才しててもし後ろからズドンとやられたらどうすんだ。

 まぁこちらもそうならないために色々と手を尽くしているが。[map]で周囲を確認し、小石に[wiretap]をセットし拾っては遠くに投げて不審な音はないか確認。突然の奇襲に対応できるよう[stun gun]と[wall]もいつでも使える状態にしてある。

 改めて思うがこのアプリ便利だな~。


「ワウ?(ご主人、それなにやってるんすか?)」


 犬が疑問に思ったのは私がスマホの充電プラグを差し込む部分に指を当てているからだろう。


「ただの充電だ……電力と魔力のな」


 ここは電子機器など存在しないファンタジーな世界だが、減るものは当然減る。当然コンセントの差込口などないのでこうして指の先から雷魔術を使い電力、ついでに魔力も注入している。

 戦闘中にはこんなことできないため、アプリを使用しながらもできる時に充電してるのだ。


「……レオン、あなた毎回わざとやってるんじゃなくて!」


「いやいやそんなことないって!」


 あいつらまだやってたのか……。しかしこうしてると仲がよさそうに見えるな。てか私が蚊帳の外なのがちょっと寂しい。


「お前らそういう面白そうな言い争いには私も混ぜ……っと、レオン、エリーゼ、そろそろ本当にお喋りはやめとけ」


 [map]上にはすでに広間の目の前、肉眼でも通路を曲がった先から光が漏れているのが確認できる。

 恐る恐る広間を覗いてみると……そこには大きな鼻息を立てながらスヤスヤとお昼寝中のオルトロスがいた。


「これは絶好のチャンス、さあリベンジマッチといきますか」




ここまで一年間……最初は読んでくれる人がいるか不安でしたが、ブックマークや感想が励みとなりここまで書いてこれました。


まだ先は長いですがキッチリ完結させるまで頑張って書いていきたいと思っています!


修正しました(10章時点)


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