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66話 いざ魔導師ギルドへ


「いや違う、そうじゃない。私の目的はあくまで日本に帰ることだ。オーケー?」


「ワウン……(誰に向かって言ってるんすか……)」


 勝負の後、二人の持っていた食料を少し分けてもらい、なんとか次の町まで食いつなぐことができた。


 現在の時刻は夜の八時半。私は現在中央大陸に存在する“魔導師ギルド”を目指して旅を進めいている。

 ここは第二大陸の西領と北領のちょうど境目の町だ。

 二人に認められた私は正式に魔導師ギルドに認めてもらうためイレーヌとジオと一緒に中央大陸へと向かっている。


「しっかし、本部の魔導師ってのは本当に優遇されてんだな~」


「ワフゥ(ほんとっすね~)」


 ここは町の中でも結構お高い宿屋だ。

 最初は店主も小汚い私を見て失礼にも顔をしかめていたのだが、ジオが何かを見せた途端に急に店の人の態度が変わって……。


「これはこれは魔導師様! ささ、こちらへどうぞ~」


 と、あからさまにごまをすっていた。まぁおかげで私もこんないい部屋を一人で使っているんだが。

 個室だぞ個室、“紅の盗賊団”にいたときはあんなに切り盛りしていたのに。皆ごめんな、私だけいい思いをしてしまって……。


 だがしかし、これは魔導師ギルドでそれなりの立場になればそれ相応の待遇が得られるということだ。

 生活面の心配をせずに世界中で自由に元の世界へ戻るための研究ができるのは、今の状況に比べればかなりのアドバンテージになることは間違いない。


「ワウン(こんなフカフカのベットは第三大陸の王宮以来っすね~。お腹もいっぱいだし)」


「犬よ、魔導師ギルドにさえ入ることができたら常にこんな生活ができるかもしれないぞ」


「ワフ(そいつは楽しみっす)」


 今の調子なら明日には港に着く予定だ。

 この大陸にある二つの大きな港街、今回は私が第三大陸から渡って来た南領の港ではなく西領の最西に位置する場所になる。こちらの港は中央大陸へ向かう定期便がよく出ているんだと。


「とりあえず、今日はゆっくり寝よう」


 気になることは明日旅の途中でゆっくり聞けばいい。






 次の日、宿を出た私は町の出口で二人を待っていた。


「おう、早いな。昨日はぐっすり眠れたか」


 少しするとジオがやって来た。

 男の支度は流石に早いな。


「まったく、イレーヌは支度にいつまでかかってるんだ……」


「いやいや、イレーヌは女性なんだし私たちより支度に時間がかかるのは当然だろう」




「すみません、遅れました!」


 暫くしてイレーヌがやって来る。

 急いでやって来たせいかちょっと息が切れてるな……それが若干色っぽくてイイ!


「どうしたイレーヌ、そんなに息を切らして?」


「先輩が急かすからじゃないですか! 何度も扉を叩いて……ちょっと待って下さいって言ってるのに!」


 また痴話喧嘩か……。なんだかんだ言ってこの二人はいいコンビだな。まぁまた私が付け入る隙なんてなさそうなのがなぁ……。

 くっ! なぜ私には旅を手助けしてくれる美少女や私を慕って一緒についてきてくれるヒロインがいないんだ!


「とにかく、ここからは馬車だ。順調にいけば今日の夕刻には港に着く。準備はいいな?」


「オッケーバッチリだぜ」


 これまた良さ気な馬車に搭乗。普通に乗ったら一体いくら金がかかるのだろうか……。


 そのまま馬車に揺られながら、私は二人に聞くことを聞いておくことにする。


「さて、到着までかなり余裕がある。今の内に二人に魔導師ギルドについて色々と聞きたいことがあるんだが?」


「ダルいな、任せたイレーヌ」


「ちょっと先輩! はぁ……わかりました、私が答えられることならなんでも答えます」


 やれやれといった様子のイレーヌ。

 まぁ大丈夫だろ、私もジオがあんまり答えてくれるとは思ってなかったし。

 そういや前世にもいたなぁこんな奴。普段はなんもやる気が無い癖に、やる時はやる! って感じの……。


「まずは昨日気になったことで質問だ。昨日ジオが宿屋で見せていたあれはなんだ? 急に店主の態度が変わったように見えたんだが」


「えーっと、それなら」


 私の質問を受けて、イレーヌは自分の荷物から一枚のカードを取り出した。

 昨日ジオが宿屋の店主に見せていたものと同じものだな。


「はい、これはギルドカードと言います。魔導師であることの証明であり、これ一つあれば各地で生活の保証や一般人が立ち入れない場所への出入りも可能なんですよ」


 ほう、これがギルド員の証か。こんなもの一枚で様々な場所に行けて様々なサービスを受けられるなんてな。

 しかしそうなると、もし紛失してしまうと大変なことになりそうだな。ギルドから遠い地でなくしてしまえばそれこそ路頭に迷うことになりそうだし、誰かに拾われてしまったら悪用されかねない。


「ちょっと貸してくれないか」


「いいですよ、はい」


 ふむ、意外と堅い材質でできているな。

 文字や絵の方はどうやって描かれて……あれ?


「なんだ……? 急に真っ白になってしまったぞ?」


 振っても擦っても何も起きない。もしかして何かやらかしてしまったのか……。


「ふふ、そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。それはそのカードに備わっている本人認証機能です」


「本人認証機能?」


「はい……そのカード、普段は何も描かれていない白紙のカードなんです。でも持ち主の魔力を与えると……ほら」


 イレーヌが私からカードを受け取ると、ほんの僅かだが魔力を発生させる。すると、先ほどまで真っ白だったカードにどんどん文字が浮かび上がり。


「おお!」


「これは持ち主の魔力をカードに記憶させて、本人がカードに魔力を送ることでその中身を浮かび上がらせる魔道具なんです」


 ほほう、考えたな。

 魔力というのは一人ひとりでその性質がまったく異なる。双子として生まれてきた者たちが初期の性質がほぼ同じになることも無いことはないが、成長するに連れて少しづつ色んな方向へ変わっていく、DNAみたいなものだな。

 他人が似せることはできないことはないが、完全に一致させることはまず不可能だ。


「これなら他人の手に渡っても悪用される心配もないな」


「でも無くしてしまったらギルド外では不便で、再発行するのも時間もかかります。それにペナルティだってつきますからね」


「ペナルティ?」


 なんだろう、お金かな。


「私達“魔導師ギルド”はただ魔導師であるだけではありません。実績によって魔導師一人ひとりに《ランク》が振り分けられるんです」


 ふむふむ、要約すると《ランク》……この世界の魔導師の地位はすべてこれで決まると言っても過言ではない。このランクによってギルドでの待遇、各所のサービスの良し悪し、危険な区域やクエストの受注など様々な面で変わっていく。ランクには下から《ブロンズ》、《シルバー》、《ゴールド》と分けられる……と、いうことらしい。


「ジオとイレーヌはランク《シルバー》か……。ん? このランクの下に描いてある星はなんだ?」


「これはその人の実績です。星が増えれば増えるほど実力が認められて、本部最高位の人はこれを元にその人を引き上げるかを判断するんです」


 つまり、星が多ければそれだけ上司の目に触れるし、ギルドの外でも実績豊富な人間として見られ待遇も良くなるってとこか。逆に星がなくなればランクが下がり、ブロンズの状態で星が消え去ればその時点で魔導師としての資格を失うらしい。

 うむ、分かりやすい実力主義だな。

 二人も星はそこそこ溜まっている、これならあの時の店主の対応も頷けるな。


「俺達は今回の任務で本命を連れてこれなかったが……お前が魔導師ギルドにとって有益になる人物と判断されれば連れてきた俺達の星も増えるってことだ」


 ここまで無言だったジオがニヤけた顔でこちらを向いた。

 つまり、このスカウトによって私は魔導師ギルドに入ることができ、二人も星が増えるかもしれない。まさにウィンウィンの関係ということだ。


「任せろ、絶対に後悔させないさ」


「カードのランクは実力さえ示せれば上層部の人たちに認めてもらえる可能性もありますから頑張ってください。ムゲンさんの実力なら一気に《ゴールド》ランクもあり得るかもしれないですから」


 おおう、持ち上げてくれるね。

 こりゃあ期待に答えないとバチが当たるってモン……。


ガコンッ!


「うおっ! なんだ!?」


 急に馬車が跳ねたと思ったら動かなくなってしまった。


「ま、魔導師様! ま、魔物が!」


 外に出るとすでに数体の魔物に取り囲まれていた。熊型の魔物……グリズリーか。


「そんな、建制ギルドが制作した街道には魔物が出にくいはずなのに……」


 基本的に魔物は人が多く住んでいたり人の手が加えられている場所に住み着くことはないはずだ。だが、必ずしも襲ってこないということはないので必ずしも安心はできない。

 たまにはこうやって人を襲う奴らがいてもおかしくはないのは十分あり得ることだ。


「よし、ここは私がドドンと一発」


「いえいえ、ここは私に任せてください」


「いやいやここは私が……」


「いえ私が……」


 なんだかド○フみたいになってしまった。

 どうしよう、ここは素直に譲るべきか? でも私だって一度言ったのに引き下がるのは……。


「お前らいい加減にしろ、仕方ねぇからここは俺がやる、いいな」


「は、はい! わかりました先輩」


 どうぞどうぞ。

 ……ふむ、ジオが戦うのは初めて見るな。一体どんな魔術を見せてくれるのか。


「ムゲンさん、先輩の魔術は結構激しいですからちょっと離れてましょう」


「あいよー」


 すたこらサッサと。馬車の運転手を救出し私たちはちょっと離れた場所に避難。

 グリズリーどもはすでに戦闘態勢に入っているジオを警戒してるようで私達には目もくれない。


「最近あんま戦ってなかったからな……。ちょっとしたリハビリに付き合ってもらうぜ熊公ども!」


「グル……ガァ!」


 ジオの気迫にグリズリーは一瞬たじろぐ。だが、グリズリーは負けじと吠えながら爪を立ててジオに襲いかかっていった。


「一瞬で終わらせてやる。大地よ怒りの鉄槌を振り下ろせ! 『大地の鉄拳(ガイアクラッシャー)』!」


「グア!?」


 術が唱えられると、ジオの目の前の地面がボコボコと突き上がりグリズリーを一体吹き飛ばす。

 これは、地面を隆起させて敵にダメージを与える術か? ……いや、違うな。


「あれは、腕……か?」


 隆起した地面の先端が人間の手のようになっている。

 その下も少しづづ形が変わり、見た目はまさに人間の腕そのものだ。

 ……なんか先端の手がグッパッと動いてるぞ。


「あれが先輩の得意魔術です。地属性の魔術で出した腕で、術者の腕と連動してるんです。だから先輩が腕を動かすと……」


「そうらっ!」


 ブン! とジオが腕を振るうとその前の大地の腕も ブウン! と大きく弧を描く。まるで巨人の腕だな。


「「グルウ!?」」


 そんなものを振るわれれば当然吹き飛ぶわなそりゃ。

 いやぁグリズリーは強敵でしたね……。


「ま、こんなもんだろ。ほれ、先を急ぐぞ」


 まだ残っている大地の腕で転倒した馬車を立て直すと、役目を終えた腕はまたボコボコと音を立てながら地面に戻っていった。


「ジオもなかなか面白い魔術を使うな」


 イレーヌの時も思ったが、この二人は以前見たヘナチョコ魔導師とは違い面白く、制度の高い魔術を使う。流石は“魔導師ギルド”本部の人間といったところか。

 だが、そんな彼らも私から見ればまだまだムラが多い……。もし私がギルドに『魔法神式魔術式』を広めることができれば、昔のように誰もが魔導を嗜む世の中が生まれるのだろうか。


「おい、さっさと乗らねえと置いてくぞ」


 おっと、いかんいかん。

 まぁ今には今のやり方がある、そんなに私が出しゃばる必要もないかもしれないな。

 二、三人くらいに教えて、そこから広まるなら広まっていけばいい……ってとこかな。






「さぁ、着きましたよ」


 数時間後、あれから大したトラブルもなく私たちは無事湊町に到着した。


「おお、以前見た南領の港よりも大きいな!」


「そりゃあ中央大陸への連絡船が毎日のように出る港だからな。『トリニ』とかいう田舎大陸ばっか出てる方とはわけが違うんだよ」


 いや、言いたいことはわかるがその発言はちょっと第三大陸の人たち怒っちゃうぞ。

 あそこだって決して悪い大陸でもないしな。


「ここからは船旅です。この船に乗れば明日には中央大陸『インフィニティ』に到着します。そこからギルド本部のある首都『ブルーメ』まで移動ですね」


 魔物の襲撃で到着が少し遅れたが、どうやらちょうど船が出発する時刻のようだ。

 タイミングがよかったな。


「うし、じゃあ早速乗るぞ。船の中でたっぷり寝とけよ、中央大陸の道のりはこっちと違ってそんなに甘くねぇからな」






 次の日、朝方には中央大陸の港に着き、ついに私は中央大陸の大地に降り立った。


「なんというか……感慨深いな」


 この地は私が前世の老後でずっと暮らしていた大陸だ。

 多くの仲間と共に過ごし、数々の物語が生まれては消えていった思い出の地……。

 そんな場所に記憶はあるが肉体の違う私が再び舞い戻ってきた。


「ワウ(懐かしいんすかご主人)」


「どうだろうな、今ここにいるのはかつてこの世に存在したインフィニティという人物ではないし、世界も随分と変わってしまった……」


 転生してから15年……2000年生きた私にとってはそこまで長い年月にも思えない。逆にこの世界は私が死んでからさらに2000年という歳月が経っている。

 昔の世界の印象が強い私にとってこの世界はもはや別世界のようなものだろう……ま、変わらないものもあるけどな。


 なにはともあれ昔は昔、今は今だ。


「よし、早速ギルドへ向けて出発しよう。ここからはまた馬車なのか?」


「いいえ、ここから暫く歩きです。馬車では“巨人の爪痕”は越えられませんから」


 ん? なんだかまた新しいキーワードが出てきたぞ。


「『巨人の爪痕』とは?」


「なんだ、知らないのか。『巨人の爪痕』ってのはこの中央大陸南東にあるいくつもの内海が一直線に連なってる場所のことだ」


「ここは中央大陸ですけどその内海群のせいで他地域との交流もままならなりません。通れる道もあるにはあるのですが、手強い魔物の巣が多く存在し通行は困難です」


「ま、でも俺らクラスの魔導師ならなんとか通り抜けられる。さ、行くぞ」


 なるほど、第三、第二大陸共に中央大陸との接点が少ないと感じるのはこのためか。

 どちらから行く、来るにしても道のりが困難である『巨人の爪痕』とやらを超えなくてはならず、船で回りこもうとしても海流が酷くもの凄い遠回りをしなければいけないらしいしな。

 つまりこの地域は中央大陸でも田舎ということだ。


 しかしそんなものいつの間にできたんだ? 私が生きていた時代にはそんなものなかったような……。


「研究家が言うにはこの『巨人の爪痕』は何百……いや何千という大昔にすさまじい力で抉り取られたものが長い年月をかけて広がっていったもの。とのことらしいですよ」


「超巨大な巨人が大陸を爪で引っ掻いた……なんて冗談から“巨人の爪痕”がついたんだと。しっかしこれだけの内海ができるほどの災害が大昔に起きたってことだろ? 自然の力は恐ろしいぜまったく」


 あー、うん、自然の力はヤバイナー。……うん、思い出した……凄い心当たりがある。


「ワウ(ご主人、その顔は心当たりがあるっすね)」


「まあ……な」


 『巨人の爪痕』……あながち間違ってもいないなぁ。今でもはっきり覚えている、忘れはしない。

 あれはそう、私の前世……-魔法神-インフニティ最後の戦いだった。この世界に存在する生きとし生けるものすべての命運を賭けた最大の大勝負。

 あの時の戦いでいくらか地形が変形した場所があったが……ここもその影響を受けていた場所だったか。


「やはりこの世界は私の知る『アステリム』なんだな」


 懐かしさを感じつつ再び歩み始める。

 道の脇から見えるのは巨大な内海、進む道はあまり人の通らないけもの道。なるほど、流石にこの道は馬車じゃ通れないな。


「しかし歩きづらい道が続くな。他に道はないのか?」


「どの道も似たようなものだ、その中でもここが一番早い」


「この道は以前建制ギルドの方々が人の通りやすい道にしようと計画したこともあったのですが……どこから湧いてくるかもわからない魔物の急襲が相次いだせいで断念してしまったんです」


 魔物が多い、その原因は二人はわからないというが私にはわかる。この場所、正確にはここらの内海から湧きだすマナの質がとても濃いものだからだ。

 魔物とは生物の死骸や高純度のマナを溜めた物質などが変質して生まれ変わるものがほとんどだ。そして、そこから魔物はさらに溜めこんだ魔力を使い繁殖していく。故に、この場所に魔物が増えていくのは必然なのだ。

 あの時の戦いで発生した力の源がまさか未来でここまでの影響を与えるまで残ってるなんてな……。


「ワウワウ?(最後の戦いってどんな感じだったんすか? ってかこれだけの傷跡を残すほど敵との戦いって……)」


「そうだな、少し思い出すとしようか」


 あれは世界中の争いがまさに最高値に達していた時代の話になる。私は各地で出会った様々な種族の仲間と共に争いを諌めるため動き回っていたものだ。

 しかし、争いは一向に収まる気配はなく、そんな時に現れたのが……。


「グガァ!」


 ってうわ! なんだ!?


「魔物です! 先輩、ムゲンさん、辺りを警戒してください、囲まれています!」


 まったく、人がしみじみと思い出に浸ろうとしていたというのに。


「おら、てめぇもボーッと突っ立ってねぇで応戦しろ!」


 仕方がない……まぁ別に今思い出すようなことでもないしな。

 だが、私の回想を邪魔した貴様らには全力で対応させてもらうとしようか!


「行くぞ犬! 『超肉体強化ハイブースト』!」


「ワウン!?(了解……ってボクも行くんすか!?)」


 こうして何度かの戦いを潜り抜け、私達はようやく『巨人の爪痕』を突破することができたのであった。




修正しました(10章時点)


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