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最終章 ー02
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「3日間もパーティーするなんて、長いよ……」
美々姫と笑顔で並ぶアルフレッド様が載っている新聞を机に置く。
新聞にはカフスの事や我が国とジハ国が友好的であることが書かれている。
婚約云々は書かれていないけど、写真の美々姫がアルフレッド様に近いのが嫌。
しかも美々姫は、ストレートの綺麗な黒髪に、どこか猫のような妖艶な瞳をしている。
それに胸が豊かで、私にはない色気が溢れてる……。
「はぁ……」
なんだかなぁ。
こんな事なら付いて行けば良かった。
ベッドに寝転がり、自作のメグのぬいぐるみに抱きつく。
コンコンッ
「お嬢様、お手紙が届いております」
「有り難う。机にでも置いておいて」
「差出人は王子ですから丁重に机の上に…」
「有り難う!頂くわ!」
ヴァイセンたら、もっと早く言ってくれれば良いのに!
私宛の手紙って初めてじゃない?!
……アルフレッド様、字まで綺麗……。
字が下手な王族とか嫌だものね。
練習するわよね。
……。
たかが字なのにずっと見れる気がする私って……。
自分でも呆れるわ。
気を取り直して開封する。




