10章 ー04
「実はリリア様が何故か噴水でメグを飼ってはいけないのか力説している時からこちらに来ていました」
え?!
「メグが絶えず水流に逆らって泳いでいると疲れて早死にしてしまうなんて知りませんでした」
「その知識は良いとして、私が力説していたところは忘れて下さい……」
恥ずかしい。
冷静になると、何を力説してるのよって自分でも自分に突っ込みたい……。
「ははは。リリア様はシュネッケで宜しかったですね」
レオさんがパンやスープ、サラダを目の前に置いてくれた。
「有り難うございます。よく昨日私が選んだパンを覚えてますわね」
「当然です。このレオは優秀ですから」
失礼だけど、自分で言ってるから笑ってしまったわ。
レオさんが退室したあとアルフレッド様とランチを食べた。
アルフレッド様は変わらない。
私がメグについて語っても嫌な顔なんてされない。距離は遠くならない。その事がやっぱり嬉しい。
「どうした?嬉しそうだな」
アルフレッド様が不思議そうな顔で私を見る。
「えっと…パン、美味しいですね」
言えない。
貴方を好きになって良かったなんて。
「分かりやすい誤魔化し方だな」
まぁ良いがと微笑む。
こんな所も良いと思うのは、好意を持っているからなのかな?
だとしたら恋って凄い!




