7章 ー10
「大丈夫だから。有り難う」
良い幼馴染みを持ったわ。
「…まぁ、リリアなら一生独身でも大丈夫そうだもんな」
「そう言う意味の大丈夫じゃないから!」
ちょっとでもしんみりした私が馬鹿だったわ。
「え?どう言う意味の大丈夫なんだよ」
ガイヤ、完璧に噂を信じてるでしょ?
「心配いらないって事!」
ふん!
「…一生独身でも心配いら」
「だから、それから離れなさいよ!」
なんでそんなにも独身を推すのよ。
「私、意外とモテるのよ」
騎士学科の人が釣れるくらいには。
「一応、貴族だしな」
「やっぱり家柄かな!?」
お金はあんまりないけど。
「なくはないだろ」
ガイヤ、真顔…。
「そんな気はしてた。私なんて麦とメグの事しか話せないし…!」
「はははは!嘘だって。そんな奴いたら、焼く前のパン生地口に詰めてやるから」
それはどうなのよ?
「よくわかんねぇけど、安心しとくわ」
ガイヤがニカッと笑う。
小さない頃から変わってないな。
ちょっと昔に戻った気分。
気を取り直して、頭を抱えた形跡がないように髪を整える。
「あと、意外とモテるのは知ってる。お前の事を可愛いって言ってる奴らいたからな」
学園に着き、ガイヤから馬車を降りる。
「それ!その時に変な事、言ったでしょ?!」
スズが前にガイヤが"俺の女的発言"してたって言ってた!
「変な事?何か言ったかな?」
私から言うのはちょっと……。
恥ずかしいから言えないけど、ガイヤは本当に覚えてないみたい。
う~んと、顎に手を宛てて難しい顔をしてる。
…ま、いっか。
ガイヤのお陰でアルフレッド様が指輪の事を思い付いたのなら。
「なんだよ、急にご機嫌だな」
「べっつに~」
私はカバンを左右に振りながら校舎に入ってゆくのだった。
7章も終わりです。
私はリリアとアルフレッドの会話も好きですが、ガイヤとの会話も好きです^^
皆さんは如何でしょう?




