59/102
7章 ー09
◇
「よっ」
「おはよー、ガイヤ。私より早いなんて珍しいじゃない」
珍しくガイヤが先に乗り馬車を待ってる。
「母さんも完全復活したのに、癖になってたのか早くに目が覚めたんだよ」
「偉いね」
「あぁ、自分でもそう思うぜ」
あら、鼻を高くしちゃって。
「スズの事、聞いたわよ」
「サラに?」
両方にだから黙っておこうっと。
私がにっこり微笑むとガイヤはガシガシと自分の頭を掻いた。
「おじさんが乗り気なんだって?」
「スズか?!意外だな、おい……」
物凄く、びっくりしてる。
余程、サラがお喋りだと思ってるのか、スズが大人しいと思ってるのか、どっちなのかしら?
「俺の事よりさ、お前どうなってんの?」
「どうって?」
「誰にも言うなよってうちの親父に話に来てただろ?でも、それと違う噂聞いたぜ?」
丁度、馬車が来たので、二人で並んで座る。
やっとガイヤの言いたい事が分かったわ。
「ガイヤでも噂を耳にするのね」
「あのな、人が心配してやってるのに」
ふ~ん、心配してくれたんだ?
「なんだよ」
ガイヤ、照れてる。
「別に~」
私はニヤニヤするのを止められなかった。




