7章 ー07
屋敷に戻り、メグのエサやりとかコンリダーの水やりを終え、チーズ入りオムレツを作っているとお父様があわただしくキッチンに入ってきた。
「リリア!アルフレッド王子殿下から手紙が来たぞ!」
「まぁ!」
珍しい。
いつもお父様宛に手紙なんて寄越さないのに。
「土曜日の午後、都合は良いか書かれている!」
お父様、手紙が来たのが衝撃的だったのかちょっと変よ。
「返事はもう書かれたのですか?」
「いや、まだだ!まだ花瓶しか買ってないじゃないか」
お父様は真剣な顔をしている。
「もう現状を知られているのですから、諦めて早々に返事をした方が良いかと思いますわ」
今更気にしたって仕方ないわよ。
「せめて、じゃがいも畑の目隠しを終えてから…」
「いったいいつになりますの?」
お父様は溜め息を吐いた。
「そうだな。土曜日の午前までに完成するようお願いしてみるよ」
そうじゃありませんわ。完成する日を聞いてるのではなく、手紙の返事の話よ。
「それにしても何の用かな?」
お父様は手紙を見つめるている。
私は半熟状態のオムレツをお皿にのせる。
うん、完璧だわ。
先に作った二つは完熟になっちゃったけど。
「あれかな?巷で噂の……」
青い顔でお父様は私を見る。
「噂ってジハ国の?」
「リリア知っているんだね!聞いた時、物凄くびっくりしたよ!」
そりゃそうよね。私もびっくりしたわ。
びっくりしたって言うより…ショックだった。




