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7章 ー01
王子から入ります。
リリアをデートに誘えたと聞いた王子はお怒りの様子。
「本当に誘えたのか?やったじゃん!」
講師として初めての教室に向かう途中、浮かれた男子生徒の声が耳に入った。
年頃の男子生徒の事だ。どこかの女性の事だろう。
そのままスルーしようとしたのだが「男爵令嬢とデートかぁ」と、無視出来ない言葉が聞こえた。
ここで男爵令嬢は1人しかいないな。
「すみませんが、詳しく聞いても良いですか?」
なるべく力を抜いて肩を掴む。
「ひぃ!アルフレッド王子殿下!」
怪しまれないようにしたかったが、俺の立場が立場だからか聞いてもないことまで話てくれた。
どうやら俺の知らない所で、俺の婚約殿はデートに駆り出されるようだ。
これは本人からも話を聞かないとな。




