6章 ー08
「愛ですな」
「愛だね」
私達二人に言われて、スズは耳まで赤くなった。
「良いな~!私も愛が欲しい!」
サラは机に顎をのせる。
「ねぇ、リリア。今度、騎士学科の男の子と一緒に出掛けよ~」
え?!
「私は遠慮するわ。ほら、私、話題ないから」
変な事に巻き込まないで。
「大丈夫、大丈夫。男の子達から喋るよ」
何を根拠に?!
サラは「お願い」と、服を引っ張る。
「私1人だと不安だもん。私の保護者役としてついて来てよー」
保護者役…それなら良いかな?駄目かな?
う~んと、悩んでいるとサラは「とりあえず決定ね。今度の土曜日空いてる?」と、話を進めてくる。
「強引……私、曜日の決まってない予定あるから、無理かもよ?」
アルフレッド様は正確な日を言ってなかったよね?
「そんなの予定に入らないよ。社交辞令的なものじゃない?」
そんな事はないと思うけど……。
「相手に確認するからちょっと待ってね」
「……男の人?」
「いや、そんな事は……」
あるわね。だけど、サラに言えない。
「誰?どこのどんな人?この前、アルフレッド王子の事で肩を落とした同士だと思ってたのに、この裏切り者~」
キャンキャン子犬のようにサラが叫ぶ。
「どうせ私だけ1人なんだもん!リリアはその人とデートに行けば良いんだ!」
デート?!




