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6章 ー06
「レオ、用は済んだ。帰るぞ」
アルフレッド様は身を翻す。
「アルフレッド様の意のままに」
レオさんは片足を付いて、アルフレッド様に頭を下げた後、立ち上がって私にもお辞儀をする。
律儀な人ね。
「明日から午後に講師として学園に赴くが、授業に出るだけのつもりだ。来週は時間あるか?」
顔だけを私に向けている。
「はい」
なんでだろ?いつもより他人行儀な気がする。
レオさんがいるからかな?
「ではまた来週」
アルフレッド様は私に背を向けて去って行く。
レオさんもお辞儀をしてアルフレッド様の後へと続く。
美々姫の事を聞けて満足な筈なのに、ちょっぴり淋しい気がした。




