5章 ー08
◇
やってしまった。
あんな抱きつくような恥ずかしい事を屋敷のすぐ前でするだなんて。
あの時、私はどうかしてたんだわ。
今でもアルフレッド様が髪を梳く感覚が残ってる髪を握り締める。
……アルフレッド様、優しかったな。破棄したいだなんて言ってた私に優しく笑い掛けてくれて…野営で疲れてだろうにすぐ来てくれて……。
「いけない!外交問題点!」
ジハ国の事は大丈夫なのかしら!?
結局、美々姫との明確な事を聞けてない事に気づいた。
アルフレッド様の事だから、二股とかないと思うけど、ちゃんと聞いておけば良かった…。
前に気に入っているって言っていたけど、好きだとかそんな事は言われてないし、そもそも王族なのだからそんな事で結婚決められないもんね。
すっかり暗くなってしまった空を見上げて溜め息を吐く。
窓から見える空には無数の星が私を慰めるみたいに輝いていた。
5章もこれでおしまいです。
ブックマーク、評価、リアクション有り難うございます!
リリアが悲しい時に涙のリアクションを下さった方がいて、リリアの気持ちを分かってくれているのが嬉しかったです^^




