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小麦令嬢は婚約を破棄したい!  作者: 間波 結衣実


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4章 ー02


 ◇ 


「そんな大変な事があったのか!」


 夕食を囲みお父様に今日あった出来事を報告する。


「そうなんですの。でも、ケビンがとても上手に挨拶するもんですから、私、感動してしまって…!」


 やっと平和が戻り、私はムニエルを頬張る。


「そうか。それは偉かったな」


 お父様がケビンを褒めるとケビンは、えへへと照れ笑いを浮かべた。


「…つまり畑やこの家の有り様を見られたと…」


 お父様は溜め息を吐く。


「その事については仕方ありませんわ」


 畑を今更どうにか出来るわけもないし。


「それに品種改良をしている家だと知っているのですから、そこまで不思議ではないでしょう」


 実際、アルフレッド様はあれを見て、どう思ったのかしら?


「テラスから見えるのが花畑ではなく、ジャガイモ畑だとしても不思議はないかね?」


 不思議だし、おかしいわよ。


「それはそうとして、お父様」


「リリアも不思議だと思っているんじゃないか」


 お父様はよく私の事を分かっているわね。


「睡蓮鉢でメグを飼おうと思いますの」


「睡蓮鉢で?」


 アルフレッド様とのやり取りを説明すると、お父様は成る程と、頷いた。


「明日にでも買いに行くかい?」


「良いんですの?!」


 食料以外の買い物なんていつぶりかしら。


「だいぶ余裕が出てきたらからね」


 お父様…!

 素敵な陶器の鉢を身繕いましょう。

 うふふ、楽しみだわ。


「ついでに花瓶とか家の装飾品も見繕ってくると良い」


 …実はそっちがメインでしょ?


「いや、ほら、いつまでも何もないのも淋しいだろう」


 私の視線に気づいたお父様が慌てている。


「私は別に…」


「リリアはな…」


 お父様の視線の先にはケビンがいた。


 ケビンは、なんの事?と言わんばかりの顔を傾げる。


「分かりましたわ」


 確かにケビンの今後の交友関係を考えると、周りの方とかけ離れた環境に置くのは良くないですわね。


 仕方ない。明日はヴァイセンと買い物に行きましょうか。

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