2章 ー02
「今朝のはどういう事?」
サラが、テラスで私に詰め寄る。
休み時間の度に躱してきたけど、昼食の時間は無理あるわよね。
「いつだったかのパーティーで会ったのよ」
「パーティー?」
サラは胡散臭そうな顔をする。
「サラ、忘れてるかも知れないけど、私、一応貴族だから」
そうだったと言わんばかりに、サラは首を竦める。
「でも覚えてるかしら?」
スズったら鋭いなぁ。
「珍しい髪色だからじゃない?」
今は亡きお母様に似て私の髪は珍しいローズピンクの色をしている。
「そうなんだぁ。良いなぁ」
ふぅ、サラは納得してくれたみたい。
「よぉ。今日も少ないなぁ。俺の分けてやろうか?」
珍しくガイヤが1人でやってきた。
椅子を近くの机から持ってきて、サラと私の間に置き、鞄からパンを取り出す。
「いつもの友達は?」
「んー。今日はここで食べようと思って」
私達の誰かに許可取ったらどうなの?
「1個食う?」
スズがパンを見つめているのに、気が付いたガイヤが言った。
「良いんですの?嬉しい!」
あらら?本当にスズってガイヤに気があるのかしら?嬉しそうな顔してる。
「おー。お前も選べば?」
「久しぶりに食べたいけど、お腹に入り切らないもん」
「ふ~ん、そんなんだから大きくならなかったんだな」
私の頭をポムポムする。
なんか恥ずかしい。
私が手を退ける先に誰かがガイヤの腕を掴んだ。
ガイヤの嫌そうな顔から予想が付いた通り、アルフレッド王子が後ろにいた。
「先程から仲が良いようですけど、ただの幼馴染みなんですよね?ガイヤ・リストン君」
アルフレッド王子の笑顔がなんだか怖い…。
「ただの幼馴染みじゃないです」
ガイヤってちゃんと敬語使えたんだ。意外。
真剣な顔も初めて見るかも。
「リリア嬢に婚約者がないのは調べたので、知っています」
アルフレッド王子の発言にガイヤは私を見る。




