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家族写真

作者: 不謎

家族写真、大好きだけど、怖いもの。


私、家族の写真を見ていると悲しくなるんです。


それを見ているといつも心が締め付けられ、

まるで自分がいつか見ることになる走馬灯を先に見せられているかのような、

そんな哀しさに照らされるのです。


家族の写真は、どれもとても幸せそうで。みんな笑顔で。すごく楽しそうな。

その瞬間に映っている私たちは、きっと世界で一番(かな)しみに包まれていたんだと思います。


じゃあどうして、ですか。


私、過去が怖いんだと思います。

過去って一際儚いと思いませんか?

あなたの脳の中、形を持たない記憶の鍵がないと、その過去を開けることは許されない。

そんな曖昧なのに明瞭な、二律背反的扉の存在が、未知の恐怖を呼んでくるのです。


そんな扉を、鍵が無くてもこじ開けてしまう恐ろしいもの。

それが、私にとっての写真なのです。

記憶を形にできてしまう、写真にとっての存在意義こそが。

私にとっての恐れる理由なのです。


実は私、幼少期の記憶が見えないのです。

私の初めての記憶は、私を独りで育ててくれた母親に、暴言を吐いた時です。

あの時の母親の顔、自責の念、そして、自分の嗚咽。それらが頭から離れてくれないのです。

どんなに幸せそうな私の家族を見ても、初めての記憶が私の目をぼかすのです。

その目尻の皺の数が、私の心を傷めるのです。


ある日、母にこのことを言ったのです。母は、何も言わずに私のことを抱きしめてくれました。

強く、強く。嫌なこと全部溶かしてしまう程に抱きしめてくれました。

声を出して泣いたのは、あの時以来でしょうか。

母は私が落ち着くのを待った後、長く閉じていた口を開け、こう言いました。


「一緒にアルバムを見ようか。」


今は私、家族の写真を見ていると、自然とその写真に写っているみんなと同じ顔をしてしまいます。

もう誰かとこのアルバムを見ることはできないけれど、涙は出ません。


ここにみんなが居て、私の傍でいつも寄り添ってくれるのですから。

お久しぶりです、不謎です!

今回は私の価値観をメインにしたエッセイ的な?ものです。

楽しんでくれたらいいなとか思いながら書きましたが、あまり自信ないです…笑

これからもっと投稿頻度上げたいなと思っているのでまたお願いします。

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