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異世界

メッセージ

作者: 蛇夢

久しぶりの短編!

 彼女の名前は詩乃(しの)。ここ最近は、ずっと家に引きこもってミステリー小説を書いたり読んだりしている高校2年生。探偵としても活躍中。詩乃の住む世界は〝能力〟というものがあり、詩乃も読心という能力を持っている。能力を持っている者は全体の40%程なので結構いるが、詩乃の能力は破格だ。特に探偵としては。詩乃たちが持っている能力は、必ずしもと言っていいほど反動があるのだが、詩乃の場合は幼児退行ととても面倒なため、能力を自ら使うことは殆どなかった。話したり謎を解くぶんには問題ないのだが、何よりも移動が大変なため詩乃はこの能力を嫌っていた。

 そんな詩乃は最近探偵組織に所属した。その名も「シャーロック」。由来はコナン・ドイルの作品に出てくる名探偵シャーロック・ホームズである。シャーロックの1番の特徴として、最小単位であるホーム(事務所)が3人以上で構成されていることがあげられる。ホームは1人の名探偵と探偵助手、事件の概要を本部から名探偵に、名探偵から事件の真相及び受理・拒否など伝える伝達者出できている。あと基本的に伝達者はホーム待機だ。詩乃がシャーロックに入った理由もここにある。助手がいるということは、もし難解な事件で能力を使い幼児退行したとしても、連れていってくれる人間がいることになる。これは一人で探偵事務所をやりくりしていた詩乃には相当おおきいもの。

 シャーロックの探偵または助手になるにはテストを受けなければならない。まあ、詩乃は余裕でクリアしていたが。このようなテストは伝達者には行われないため、伝達者が推理面であまり鋭くない場合が多い。尚、年齢や性別、経歴等一切不問のためもともと何をしていた人なのかわからないひとも少なくないのだとか。

 詩乃は今日、本部に呼び出されている。助手と伝達者が決まったらしい。

「おはようございまーす」

入口の門をくぐると、体格の良い男性が立っていた。そのまま歩いているとこちらに近づいてきた。

「はじめまして。今日から探偵助手をさせていただきます、壮真(そうま)です。よろしくおねがいします」

「はじめまして。探偵の詩乃です。宜しくお願いします。あの……分かればでいいんですけど、伝達者は……?」

「遅刻だそうです」

「あっはいそうですよね」

「彼は大丈夫ですよ。はじめましての時以外は遅刻してこないタイプなので。緊張して電車を間違える事が多いらしいです。」

そんなふうに会話を続けていると、入口の方から1人の少年が走ってきた。

「ごめんなさ〜い!!遅れてしまって申し訳ありません。僕の名前は颯太(はやた)です。電車に乗ったと思ったら反対方向でして……ごめんなさい」

「えぇっと、伝達者の方ですか?」

「はい!」

「そんなに謝らないでください。いうほどそんなに待ってませんし。ほら、中に入りましょうか。あと、これから敬語禁止で」

「了解、ありがとう」

 詩乃たちが中に入ると、受付に一人の男が立っていた。スーツ姿に七三分けの前髪、いわゆるサラリーマンにしか見えない。

「こんにちは、お待ちしておりました。こちらの部屋にお入りください」

「失礼します」

部屋の中はちょっとした応接間のようになっていたが、なぜがドラフター(製図台)がおいてあった。

「では、ホームの名前、場所を決めましょうか」

「名前ってどんなふうに決めることが多いんですか?」

「色々ありますが...大抵は名探偵の名前、外見、能力から取ることが多いですかね」

「ねえ、どんなのがいいと思う?」

「う〜ん、能力をそのまま英語にしてマインド・リーディングでもいいけど、ちょっとひねりが欲しいよね」

「ならさ、好きな動物を入れてみるのはどう?詩乃ちゃんの好きな動物って何?」

「私はフェレットが好き!じゃあ、壮真と颯太のをあわせて、マインドフェレットなんてどう?」

「いいじゃん!」

「いいね〜」

「というわけで、マインドフェレットでお願いします」

「わかりました。では、次に場所ですが、都会のど真ん中や海辺の公園の近く、ほとんどなにもない田舎など様々な場所がありますが...」

「私は絵(油絵とか水彩とかアクリルとか)を描く事も多いから海辺の公園がいいけど...2人は?」

「俺も海辺の公園近くかな...」

「僕も」

「では、海辺の公園近くでよろしいですか?」

「はい。お願いします」

 そんなこんなでホームの場所も決まり、学校から事務所に帰るようになったそんなある日のことだった。

「あれ?颯太、この手紙なに?」

「これは事件以来だって。内容を読んでから受けるかどうか決めることもできるから、一度読んでみたら?」

 詩乃に届いた以来はこのような内容だった。

ーーーーーーーーーーーーーーー

|推定項目:連続殺人    |

|被害者 :6名      |

|依頼内容:犯人の捜査、確保|

ーーーーーーーーーーーーーー

「え、なんかやばそうじゃん。てか、壮真どこ?」

「買い出し行った」

「ふーん。まあ、この依頼受けるわ」

「え?!そんなすぐ決めちゃって大丈夫?!初めての依頼だよ?!」

「大丈夫だよ、もともと独りで探偵事務所やってたし」

「ならいいけどさ...」

「あ、壮真帰ってきた。おかえり〜」

「ただいま〜。事件の依頼でも来てたの?」

「うん。この以来受けようかなって思って」

「へ〜。じゃあ、今から捜査行く?」

「それでもいいけど...まず受けるって報告の電話入れてからね、そしたら現場がわかるから」

「わかった、まってるね」

「電話かけ終わったよ。色んなところだったけど、ほとんどホームの近くだって〜」

「向かおうか。颯太、お留守番お願いね」

「わかった〜」

「いってきま〜す!」

「いってらっしゃい」

 詩乃たちは歩いて現場に向かった。様々な場所を回ったが、それらしき証拠も見つからなかった。諦めかけていたが、一番最後に向かった現場に、唯一の手がかり、メモがあった。ないようは『全ての終わりを告げた。もうやり残したことはない』だとか。

「メモ?」

「これですか。犯人がおいていったものだと思われるのですが、詳細はわかりません」

「ねえ壮真、私がちっちゃくなったらおぶって言ったところまで連れてって」

 今日は珍しいことに詩乃から能力を使うといい出した。本当は使わなくても解けそうなのだが、どうやら退行した時の反応を見てみたかったのと、どのように対応するのか確認して起きたかったらしい。幸い死んでからあまり時間が立っておらず、心の残像が残っていた。内容はこんな感じ↓

名前:樋口

職業:音楽家

才能豊かながらも、自分の音楽を理解してくれない環境に苦しみ、周囲に対する強い怨念を抱いていた

「あえ、でもこれじゃちゅじちゅまが...」

「あ、詩乃が幼児退行した。呂律回ってない」

「まじか〜...もうちょっと潜る」

内容こんな感じ↓(Part2)

動機は、自分の音楽を認めず、無視し続けた環境に対する復讐だった。彼は被害者たちを自分の音楽の演奏会に招待し、彼らに自分の真の才能を認めさせるための試みを行っていたが、それが失敗に終わり、絶望に陥った末に彼らを殺害したのだった。

「はんいんはこのひと」

「え?!」

「うん、だから、はんにんはこのひと。どうきは、じぶんのおんがくをみとめず、むちちちゅぢゅけたかんきょーへのふくしゅーだって」

「えぇ...」

「てかいってなかったっけ、わたちのうりょくちゅかうとからだがちったくなったうの」

「うん、言われてないよ。てかめちゃかわいいじゃん」

「ありがと。でも、おぶってけーさちゅのひとのところまでちゅれていってくれない?」

「あ、うんわかった」

「ごめんなた〜い、けーじたん、じけんのちんそうがわかりました」

「お嬢ちゃん、ここは事件現場だからお父さんと一緒にお家に帰ってもらえるかな」

「あ、ごめんなさい。説明しないとわかんないですよね。彼女は詩乃、シャーロックの名探偵です」

「あ〜...で、なんでこんなにちっちゃいの?」

「能力の反動だそうです」

「へ〜。じゃあ名探偵さん、事件の真相を聞いてもいいかい?」

「はい。まじゅこのれんじょくさちゅじんじけんのはんにんは、この樋口さんでちゅ」

「根拠は?」

「こんきょはこころのだんどううです。あなたがたがよみとることはふかのーでちゅが、がんばればいままでのきょーきのばしょもたがてます。このじけんのどうきはじぶんのおんがくをみとめぢゅ、むちちつづけたかんきょうへのふくしゅーだそうです」

「へ〜。じゃあさ、できればでいいんだけど、今までの狂気って探してもらえるかな」

「もちろんでちゅ。ちょっとまっててくだたい。あと、わたちからこえをかけるまではなちかけないでくだたい」

「は〜い」

「終わりまちたよ。全部、✗✗駅のコインロッカーだとうでちゅ。ちょっとぶよーじんなきもちまちゅが」

「わかった。ありがとう。今度そこを調べてみるから、終わったら本部に連絡しておくね」

「ありがとうございます。ほら詩乃、背中に乗って」

「ありがとうごだいまちた〜」


 その後、詩乃の行った通り駅のコインロッカーから凶器が見つかった。

「あ゙〜!疲れた...あの姿には二度となりたくない。移動も大変だしろれつはうまく回んないし...可愛い可愛い言われるぐらいしか利点がない...」

「事件も解決したんだしいいとしようよ」

「そうだけどさあ...これからも事件解決頑張ろ」

 樋口の逮捕後、街には平穏が戻り、詩乃は新たな事件に向けて準備を始めるのだった。

投稿から描き終わるまで時間かかっててゴメンナサイ

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