ぼくらと宇宙のクジラ
まえがきは割愛させていただきます。
本編が短いので、本編のみでお楽しみください。
人生50年
ぱっと花を咲かせて散ろうか
家族を 殺してだって 成り上がってみせようか
人生100年
ぱっと石油を燃やして昇ろうか
子供の 給料だって 年金にしてみせようか
人生300年
はっと地球の温度は何度になろうか
残すはずの 財産だって 寄付に回してみようか
人生一万年
さっと地球までの距離を測ろうか
家族の 概念だって 懐かしく思ってみようか
人生一億年
ぱっと あなたの星を見つけにいこうか
足りないなら 恒星からだって エネルギーを分けてもらおうか
どんな時代になれば
ぼくらは宇宙のクジラと仲良くなれるのだろうか
あまりにゆっくりと息をする宇宙のクジラの中に
きっと ぼくらは 生きているんだ
その一呼吸の間に ぼくたちは生まれ 死んでいく
なにかを残せば クジラにも伝わるだろうか
だから ぼくは なにかを残したいのかもしれない
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少し前に”みなはら”様という方が書かれた
SFファンタジー小説(詩?)”宇宙クジラと黒ウサギ”
という話を読みました。
ウサギが宇宙クジラのお腹の中で宇宙を旅するお話なのですが、
とてもファンタジーで、それでいて、とてもSFな話に感化されて
書いてみたところです。
(是非読んだことのない方は”宇宙クジラと黒ウサギ”
読んでみてください。)
人生50年は例のあの有名人です。(笑)
好きな人には申し訳ないですが、書いてみると自分勝手ですよね。
そこから少しずつ寿命が伸びる毎に意識に変化が生まれる様子を
描いています。
私はそう変わると信じています。
それは科学技術が発達して、一通りの生活に必要なエネルギーが
十分に賄えて、世界からある程度の不条理が消えるため
と勝手に思っています。
とてつもない希望的観測かもしれません。(笑)
そうなった時、星が生きていることを実感するのかもなと
思っています。
あとがきは割愛させていただきます。
読んでいただき、ありがとうございました。