苦しみのその果てに
まえがきは割愛させていただきます。
本編が短いので、本編のみでお楽しみください。
また滅びてしまった
彼らは幾億年、幾十億年と苦しみ抜いたあげく
その選択をしてしまったのだ
また滅びてしまった
彼らは自らを救うことのできる力を得る前に
あの星が落ちてしまったのだ
儚いその夢が 壊れるのを見るたびに
虚無感だけが 残っていく
次に生まれてくる その生命は 答えを見いだすだろうか
その生命は ぼくらの希望
その生命は ぼくらの願い
そして ぼくらは今 その途中にいるのだ
ぼくらは 未来に 答えを見いだすことができるのだろうか
ぼくらは きっと だれかの希望
ぼくらは きっと だれかの願い
罪深い 螺旋のその先に ひとつの光を つかみとりたいと 心から願う
だから どうか 罪深い 螺旋のその先に ひとつの光を 残しておいてください
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これが科学的な詩かと言われるとこれだけ読むと分かりにくいかもしれません。
今、訳あって、削除している私の小説「ガロワの空の下で」を読むとなぜ科学的な詩なのかが分かるのですが、再度掲載まで少々お待ちください。(笑)
ちょっとだけ書くと、「ガロワの空の下で」は仮想現実世界に宇宙を創る小説なのですが、その宇宙で生命が生まれては滅んでいく様子を描いている部分があり、そこに合わせて書いた詩です。
最後の文は私の好きな「オネアミスの翼」のオマージュでもあります。
パクリ?いえいえ、オマージュです。(笑)
あとがきは割愛させていただきます。
読んでいただき、ありがとうございました。




