出会い
「行ってきます」と勢いよく玄関の扉を開けた僕、遠藤昴は近くのスーパーへ買い物に向かっていた。
季節は春、明日から高校一年生になる僕は買い物のついでに新しく通う澄ヶ原高校を見に行くことにした。
澄ヶ原高校の近くの公園で一休みしていると、僕の前を美しい女性が横切った。
透き通るような白い肌につやのある白髪、吸い込まれるような紅い瞳、僕は彼女から目を離すことができなくなった。
しばらく見つめていると、彼女の鞄からハンカチが落ちた。
「あの、ハンカチ落ちましたよ」と勇気を出して声をかけてみた。
「あ!すみません。ありがとうございます」と恥ずかしそうにお礼をしてくれた。
「あの、その制服って澄ヶ原高校のものですよね。」と気になったので聞いてみると、
「はい。明日入学式があるので制服を着てちょっと近くまでいってみようかなと思って、、」
「え!?僕も同じで澄ヶ原高校の一年生になるんです!それで買い物ついでに澄ヶ原高校を見に行こうかなと。」
「そうなんだ。じゃあ同じ学年だね!私、君と同じクラスだと嬉しいな!同じクラスじゃなくても。これからよろしくね!」と返してくれて、お互い軽く自己紹介をした。
「私は栗原美穂だよ!」
「僕は遠藤昴。こちらこそよろしく!」
そして、彼女は急いでいるのか足早に去ってしまった。
「キレイな人だったな…」と呟きながら学校を見に行った後買い物へ向かった。
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最寄りのスーパーへ来た。ここは安くて品揃えが良いので助かる。
「今日は何を作ろうかな?」と食材を選びながら考えていたら後ろから、
「昴君だよね。私のこと覚えてる?」と聞き覚えのある声がした。
振り返るとそこには先程会ったばかりの彼女がいた。
「さっきぶりだね。栗原さん」と挨拶をした。
「昴君はよくここへ来るの?」
「うん。ここは家から近いし、とっても良いところだからね。」
「そうなんだ!私、この近くに引っ越してきたばかりで、初めてこのスーパーに来たんだ」
「もしかしたらご近所さんだったりね。」と冗談を言う。あれ?最近向かいのアパートに引っ越し業者が来ていたような、まさかな……と頭に浮かんだ考えを振り払った。
買い物を終え、家に帰る途中も彼女といろんな話をしながら帰った。驚いたことに、帰り道が一緒で別れることがなかった。
そしてとうとう家についてしまった。
まさかと思っていたが、向かいのアパートに引っ越してきたのは栗原さんだったようだ。
「まさか本当にご近所さんだったとは思わなかったよ。」と驚きを隠せない様子の僕を見て笑っていた。
「もしよかったら連絡先交換しない?」と言われ、戸惑いながらも「よ、喜んで」と返した。
連絡先を交換すると、「また明日の始業式で会おうね」と言い残して彼女は帰っていった。
彼女の後姿を見て、心臓がバクバクして全身が熱くなっていた。僕はどうやら恋をしてしまったようだ。
この物語を読んでくださりありがとうございました!
私は小説を執筆するのが初めてなので文章がおかしなところも多いと思いますが、これから頑張っていくのでよろしくお願いします!




