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あの日あの時あの場所で



S。

Supreme のS 他を超越を意味する。

Super のS 最高を意味する。

すなわち、Sランクというのは他を超越した最高の証。


俺もそうなる筈だった、この世界で“再び”生を受けるまでは...


_______


死ぬのは簡単だった。

あの日

あの時

あの場所で

あの人から...

やっと死ねたと思えたのに...


目が覚めた。といっても、意識したの方が正しいのかも知れない。手足の感覚は無く、体を起こす感覚も無かったが次にふと気付けばそこに立っていた。


(死んだら何も無いと言うけど、無など無いじゃないか...)


手足の感覚がじんわり戻ってきた

顔を動かせることを確認して、目を開く。


目に映るのは有なるもの、しかし無でもあるもの

理解が追い付かなかった


それでも状況は変わっていく。


「おはよう。

目が覚めたんだね、おめでとう


そして残念だったね。


君を産まれ直してあげるよ


そう簡単に死ねるって思わない事だね


....これは君に与える罰なんだから」


ソレはそう言い手を翳す。


再び、身体から感覚が抜けていく


身体が中心から崩れていくのを感じながら


かつて、俺だったモノは終わりを受け取り

俺は始まりを告げられた。


何故?そういう疑問が言葉にならず抵抗出来なかった。


ソレは一人話続ける。


「君に不死は与えられなかった。


それでも、それに近しいモノは与えられそうだよ


たっぷり後悔しておいで


そして–––になりなよ」


もう何も見えない。何も聞こえない。


(ああ、これが無なのか...)


ここで意識が完全に途絶えた。


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