《神谷さんと寝不足》
何だかんだで書けちゃいました神田です。
あぁ、この「かんだ」と「神田」は掛けてますよ。
《神谷さんと寝不足》
この頃あまりちゃんと寝てないせいか頭痛がするようになっている。もともと偏頭痛がある方なので重なるとふらふらする。
足元が不安なことになっている。今日はしっかりと寝ようと何度思ったことか、しかし誘惑には勝てないというものなのだな。
お兄ちゃんの部屋にはマンガがあるので、ふと立ち寄ってそのまま読むなんてことはざらにある。自分の部屋に持ち込むならまだいいのだが、少しだけ少しだけと思いながらお兄ちゃんのベッドに座ったら、気がついたら朝日で目が覚めたりする。
その時に、ご丁寧にあたしは誰かにベッドの真ん中に移され掛け布団までかけてもらっている。ただ、そこまでしてもらえるならあたしの部屋のベッドまで運んで欲しいんだけどな。
今日は、今日はお兄ちゃんの部屋には立ち寄らないし、寝る前にケータイを触らない。そうでもしなきゃ、また時間が過ぎていってしまいそうだ。
ベッドに潜るとイヤホンをしてラジオを流す。これが習慣化してしまい誰かの声を寝る前に聞かないと寝れなくなったのかもしれない。ちゃんとしたところのラジオでなく素人の放送ができるアプリからなので、まぁ相性はまちまちってところかな。
聞き慣れてる人もいつもしているわけでもないし、いつその人が放送するのをやめるか分かったものでもないのが寂しくもあったりするのかもしれないな。
「んー、朝ぁ?………………7時20分……か。…………まだ、寝れる。」
あたしは休日はよく寝れるし、すごく寝る方だと思う。
昼も過ぎた頃にリビングへ行くとまたお兄ちゃんはいつもの調子だ。
「お、やっと起きたか。よく眠るな。」
「うっさいなぁ。………これでも足りない方なの。……あたしはお兄ちゃんみたく規則正しい生活なんてできないの。」
あたしの朝食もとい昼食の用意をしながらお兄ちゃんは珍しそうに言う。
「今日はやけに物腰やわらかだな。いつもなら、野生はちょっとの睡眠でも活発だね。くらい言いそうなのにな。」
「あたしをなんだと思ってんだバカ。」
普段のあたしってそんな感じなのかな。たとえそうだったとしても別にいいでしょ、あたしの勝手じゃん。
「いっつもこんな感じならモテるんだろうな。」
「いいよ別にモテなくても……お兄ちゃんはそっちの方がいいの?」
お兄ちゃんがいるならあたしはモテる必要はないんだけどな。
そんなことなど0.2のシャーペンの先ほどにも思ってないお兄ちゃんはあたしの前にごはんを並べながら、どっちでも、と言い笑った。
やぁやぁ、神田です。
次の投稿は2月の10日ですね。
たぶん日和が書きます。




