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《神谷くんと寝場所》
《神谷くんと寝場所》
俺の部屋にはベッドが無いわけではない。寝心地がいいので気に入っている。しかし、俺はちょくちょく寝場所が代わる。その日も俺のベッドを奴は占領していた。
果南は俺の部屋にあるマンガをしょっちゅう借りていくのだが、俺の部屋で読んでいてそのまま寝てしまうことがよくある。で、その結果として俺が部屋に入るとベッドの上でスヤスヤなんてことになる。すると俺は他の場所で寝ることを余儀なくされる。
一応、兄妹とはいえ俺も男なんだからもう少し警戒するとかないものかと思いながら、ほっぺをつつく。起きている時は絶対できないからな。
果南はつきたての餅のようにほっぺが柔らかい。つまんで、少しひっぱると口角が上がった。
どうも神田です。あけましておめでとうございます。
新年越えましたね。いやはや早いような短いような。あぁ、私は長かったですよ。はい
次回は1月20日です。




