《神谷さんと夜電話》
《神谷さんと夜電話》
杏子「へー、じゃあやっぱりお兄さんのこと好きなんだ。」
果南「別にそんなのじゃないよ。ただ、兄妹がいたら楽しいよねって言っただけじゃん。」
杏子「でもそれを言ってる時のカナミンなーんか恋する少女って感じだったぞ。」
果南「ちょっ!!?何言ってんの!?本当にそんなのじゃないよ!もう、変な勘違いしないでよ。バッカみたい。」
杏子「うわ〜、あいかわらず口の悪い奴だな。でも、そんなに否定されると逆に……。」
果南「いやいやいやいや、ないないないない。だってアンズも知ってるでしょ?うちのお兄ちゃん。」
杏子「あー、いつだか陸上バカとか言ってたな。」
果南「そう、それ。ホント走ることしか頭になくて学力がチンパンジー並みなんだよね。脳みそがちゃんと詰まっているか心配になるよ。」
杏子「でも、スポーツ推薦で問題はないんだろ。」
果南「そうなんだよね。でも、それで走るのもダメなら存在価値なさそうだけどね。」
杏子「酷い言われようだな。」
果南「あっでも、全く関係無いけど、…………優しかったりするかな。面倒見がイイというか、何というか。……あっ、別に変な意味じゃないからな。ただ純粋に………。」
杏子「わーってるよ。あー、そろそろ私寝るわ。」
果南「あー、うん。じゃあね。」
杏子「やっぱり、お兄さんのこと好きなんだろうなぁ。て言うか、前に陸上バカって言ってたとき
───まぁ、走る姿が様になっててカッコイイんだけどね。
って言ってたような気が………。」
日和です。
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次回は12月30日。




