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プロローグ

 2027年、桜の蕾が膨らんできた頃、日本のある会社のメインコンピューターが爆発する事件があった。それにより放射線の如く、一つの病をもつウィルスが日本各地へと飛び散った。これにより同年7月。日本は徳川政権の時代より二度目の鎖国をする事となる。


 原因となった病の名前は…


【中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動】


 略して


【中二病】(ちゅうにびょう)


 以下に鎖国への決定打となったと言われている言葉を載せよう。



 内閣総理大臣多井 洋(タイ ヨウ)首相の各国へのメッセージ。

「この国を攻撃するってんなら俺がその攻撃を全て反射する。もう身に染みてるだろ?各国の皆さんよぉ。打ち出したミサイルは全て反射されてその度に被害だしてんだ、そろそろ学習しようぜ?もうこの国は他の国とは一切関わらん。その方がお互いの為だ。この国に広まったウィルスはマジで厄介だ。小学生、一桁のガキが下ネタやらちょっとしたことやらでゲラゲラ笑ってたところ、少し成長して物事がわかるようになった辺りで、天使だ悪魔だ剣だ魔法だとぶっこんだ、格好いい!と思わせるようなものの結晶だ。

 おかげでこの国では今やエクスかリバーやゲイボルク、蜻蛉切りやトールハンマーといった伝説級の武器がごろごろ転がってんぜ。なにせウィルスは偉大にも本当に悪魔や天使ですら作ったみたいだしな。驚きだろ?

 …この国は本当に人外魔境となっちまってる。だからさ、せめて俺が死ぬまでは鎖国をしてたいのよ。他国に対して被害も出ねえし出させねえ。いい関係だろ?つーわけでよろしく頼むわ各国の皆さんよぉ。じゃあ俺は切るぜ?またな。」

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