1 特徴
つまんないかもしれませんが細々と
競輪は基本的に1競技9人で行われるが他の公営ギャンブルとは大きく異なる点がある。
それはレースのメンバーがたった一人代わるだけで配当が大きく変わる事にある。
競馬や競艇ではめったにないと思う。
現在の競輪では同県>同地区>隣接地区・同期・個人的関係で固まり何人かで結束して団体でゴール直前まで行動するといった感じである。
当然ながら1人より2人、3人、4人…と多いほうが有利に戦いを進められる。
早い話1人で2400mを走って勝てないからだ。
つまり1名入れ替わるだけでチームのメンバーが変わり力関係が大きく違ってくる訳である。
皆さんは中野浩一氏はご存知だと思う。
世界選スプリント10連覇を成し遂げた方である。
国内では競輪の代名詞といった感じではある。
だが、ヨーロッパでは全然違う。
自転車競技というメジャーなスポーツでマイナーな短距離部門ではあるが10年間他に譲らなかった。
野球選手のイチロー、サッカー選手の香川とは比較にならない程丁重にもてなされるのである。
話がずれてしまったが中野浩一氏が余りにも強かったため関東の強豪選手は千葉と東京という別所属なのに組んで戦ったくらいである。
ちなみに関東は選手によって所属が違い、千葉・神奈川・静岡が南関東地区で東京・埼玉・茨城・群馬・栃木・新潟が関東地区となる。また選手が多いため関東と南関東で組むことはあまりない。
それくらいまとまって戦うのは有利なことだ。
さて一方、配当の方であるが競輪にはとてつもない記録がある。
2枠単(枠をその順番で当てる、逆になったら外れ)で2,363,180円。これには特殊な事情もあるのだが。
一般に競馬だと2連複、競輪だと2連単が多い。その1番人気同士だと競輪の方が高めだと思う。競馬の1番人気が200円を切るのはよくあると思うが競輪だとあまりない。それどころか1000円近くになる場合だってある。。
そして施設。
間違いなく4種の中でもっとも狭い。そして野次を除けは静かである。まぁその野次が凄まじいのだが。
競輪と切り離せないのは騒擾事件、何かの拍子に暴動が起きる。金銭が絡むだけに英国サッカーのフーリガン以上の暴れ方ではなかろうか。火をかけられたこともしばしばだったようだ。そのお陰でイメージがすごぶる悪い。
とりあえず現場で見て欲しい。スポークの風切り音やゴール前の時速60km/hを超える速さが人間の体だけで作り出されるのである。迫力は満点だ。
自分は大体中穴(20~30倍)を狙います。