表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

99/157

王太子殿下の訪問(1)

「お父様、お母様お待たせしました。」


コンコンとドアを叩くとお父様が扉を開けてくれた。


「スレイ、凄く綺麗にして貰ったんだね。とても似合うよ。」


お父様、サヴァル・ダンパーネは、このダンパーネ領を仕切っている当主だ。とても温厚で穏やかな性格だが、騎士としての腕前は国の中でもトップクラスだ。


「まぁ…!スレイちゃん!なんて可愛らしいの!?おめかしして今日も可愛いわ〜。」


お母様、リーシャ・ダンパーネは、誰もが振り向くほどの美女だけど、おっとりしていてどこか抜けてる…所謂、天然だ。


お母様が私に抱きつき顔をスリスリしてくる。


「スーは何でこんなに可愛いんだろうね…。」


お母様と一緒に私に抱きつきカイお兄様も顔をスリスリしてくる。


カイお兄様のシスコンはお母様譲りの性格から来てんだわ…。


「こらこら、もうやめてあげなさい。折角の化粧が取れてしまうよ?」

「そうねぇ〜。今はやめておきましょうか〜!ね?カイル?」

「うーん。残念だけどそうするよ…。所でお父様、お母様。僕達に何のご用だったんでしょうか?」

「まぁ、立ち話もなんだし、座ってくれ。」


お父様達がソファに座った後、私達も座った。


「今回、王太子殿下が急遽来るという事で…あまりにも急だったから驚いたんだけど、私達はここに来る理由を知らなくてね…。何故ここに来るかはカイル達は知っているのか?もしダンパーネ領に何か用事があるようなら把握しておきたかったんだ。」

「俺は分からないな…スーは聞いてたか?」

「あ…そういえば…ダンパーネ領に来るって言っていたような…ですが理由は分からないです。」

「え!?そうなのか?俺は聞いてないな。」

「ふむ…。何か問題があって視察に来るのではなくカイルの友人として来るのなら問題ない。」

「そうねぇ。またご本人から直接聞いてみましょう。」


確かに、視察というよりかは友人の家に遊びに来るという感覚が合っている気がする。


「旦那様!ルルド王太子殿下がご到着されたようです!」


家の中がより一層バタバタと焦り出した。


「家の前まで行ってお出迎えしにいくぞ。」


ルル様をお出迎えするため私達は家の前でまで行った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ