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プロローグ

「スー、お前はどっちを選ぶんだ?」

「スレイちゃん?まさか…俺を選ばないなんて事はないよね…?」


「いや…選…ま、まって…」


「スーがいないと俺無理だ…。」

「俺だってスレイちゃんがいないと何するか分からないよ…。」


「ふ、2人とも落ち着いて下さい…!」


金色の髪に瞳の色が金色の王太子と、金色の髪に瞳の色が赤色の第二王子の2人が私を囲って問いただしてくる…。


「待ってください!!お二人ともスレイ様が困っています!!スレイ様を困らせる人にはこれ以上近づかせませんから!」


ヒロインであるサーシャが取り囲まれていた私に抱きつく様に庇ってくれた。



待って待って…これはどういう状況…!?私はモブのはず。一体どうなってるの!?

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