第四話 魔童覚醒
距離とかの単位は、この世界独自のものにすべきだっただろうか……(今更)
エスパーダ一家がベルスティア城に身を寄せた、その日の夜。
レストアたちはいつもと少し違った稽古終え、夕食を取り、入浴までを終えていた。
今、レストアの前では、フィーアに抱かれた赤ん坊――レクト・エスパーダを、ルティアとセリファが可愛がっていた。
(今なら、行けそう……)
ルティアとセリファはレクトに夢中になっており、フィーアもその三人に意識が向いていて、レストアへの注意が薄くなっている。
同時に、セリファの護衛による監視の目も緩んでおり――護衛の交代のタイミングと被ったのだ――、抜け出すには絶好のチャンスだった。
レストアは意図的に気配を忍ばせると、そっと部屋を出る。そして、そのまま居住区画の外へと抜けていく。
完全に居住区画の外へ出たところで後ろを振り返るが、誰も追っては来ていない。レストアは安心から、ほっと息をついた。
夜に限らず、勝手な行動をとることはしないようにと、厳しく言いつけられながらレストアもルティアも育ってきた。
その言いつけを破るのは、レストアも初めてだった。
バレれば確実に、フィーアからこっぴどく叱られるのは目に見えている。いや、レストアが目的を果たす頃にはとっくにバレて、叱られる未来から逃れることはできないだろう。
だが、それが分かりきっていても、今のレストアには満たしたい好奇心があった。
それを満たすために、レストアは練兵場がある、兵士駐留・訓練区画へ足を進めていく。
この日の稽古の時間に、ガルドから「ここは危ないところだから、稽古の時以外に来てはダメだよ?」と言われていたが、その言いつけをも破って、レストアは練兵場の中へと入っていった。
あのとき感じた、不思議な力の正体。レストアはそれを確かめたくて仕方がなかったのだ。
(まだ感じる……)
その力の気配は、まだ練兵場の中から感じ取れる。
レストアはそれに導かれるように、どんどん近づいていく。
やがて見えてきたのは、闘技場に並ぶ十数人の兵士たち。それと、その兵士たちの前に立つ、指導者と思われる一人の兵士。彼らはおそらく、訓練中だ。
レストアは闘技場の出入り口で気配を忍ばせると、そのまま聞き耳を立てる。
闘技場は広いが、しっかり声を張って指導しているようで、意外とはっきり聞き取れた。
「――魔力制御、止め。一分休憩したら、魔力制御を再開する」
教官がそういうと、闘技場内に満ちていた力の気配が霧散する。
教官の言葉とこの場の状況、その二つを根拠に、レストアは自分が探っている力の正体は「魔力」であると結論づけた。
(まりょく……あのときの力も?)
レストアはうっすらと、先日の爆破事件での一幕を思い出す。
あのときは無我夢中で、自分でも何がなんだか理解できずに力を行使していた。
しかし、そこで使った力が、教官の言う魔力というものに似ている――いや、同質のものであるということは、はっきりとわかる。
――もし、あのときにこの力をもっと使えていたら?
そんな考えがふと、彼の脳裏をよぎる。
その瞬間、レストアの覚悟が決まった。
今から魔力の扱いを習得したとて、右腕を失ったことが無かったことになるわけでも、右腕が新しく生えてくるわけでもない。そんなことはわかっている。
しかし、今、自分の身体に残されている左腕が、両脚が、さらに言えば命が守られるのならば、それに越したことはない。
それに、この日の稽古で感じたことがある。
それは、このままではいつか、自分はルティアに剣で負けるということ。そして、ルティア以外の人間にも負けるだろう、ということだ。
もし、魔力とやらがレストアの剣の、失った右腕の代替となるならば、それを学ばぬ理由がない。たとえ、代替になりきれずとも、少しでも現状をマシに出来るならそれでいい。
そうしてレストアは、魔力の扱いを学ぶべく、兵士たちの休憩が終わるのを待った。
「……休憩終了。魔力制御を再開する」
少しして、兵士たちの休憩が終わった。
それを合図に、レストアもスイッチを入れる。
「まずは深呼吸、己の内に魔眼を向けろ」
レストアは教官の言葉通り、深呼吸をする。
その次の指示はよく分からなかったが、レストアなりに解釈して、自分の内側――体内に意識を向ける。
「肉眼では見えない、もう一つの心臓を探せ。全身に魔力を流す、魔の心臓を」
レストアは意識を集中し、より深層に潜らせる。
心臓というものが何を指すのかはわからなかったが、言われたとおりに、自分の身体を魔力で満たす、その根源を探る。
――身体の末端から中心へ。
レストアは魔力の流れを探し当てる。
身体の中心は、全身から魔力が集うせいで、その流れの観測が難しかった。
その代わり、末端部の魔力の流れは比較的単純だ。
そのため、末端部から中心部へと逆行する魔力を辿ることで、レストアは魔力の収束点を見つけることができた。
そして、その収束点から、魔力は全身へと勢いよく放出されていく。
これが教官の言う、魔の心臓に違いない。
「魔心を見つけたら、それを掌握しろ。魔力の流れを操作し、右の手のひらに魔力を集めるんだ」
魔心とは、おそらく魔の心臓のことだろう。
魔心から全身へ流れようとする魔力を操り、右腕に集まるように促す。レストアは右手が無いため、残った右腕の断面に魔力を集めることにした。
「右手から左手、左手から左脚、左脚から右脚、そして右手へ戻る。魔力を絶えず循環させろ」
レストアは集めた魔力を、指示通りに循環させる。
魔力を集中させた箇所が、少しだけひんやりとした気がした。魔力とは、冷たいものなのだろうか?
二、三分ほど経っただろうか。魔力の循環に少し慣れてきたレストアは、循環を継続しながら、他の兵士たちの様子を見てみた。見取り稽古のようなものだ。
(す、すごい……! まりょくの流れがスムーズだ)
レストアの魔力循環に比べ、兵士たちのそれは非常にスムーズだった。
レストアはまだ、魔力が末端部に到達したところで、どうしても淀みができてしまう。そのため、勢いをつけるようにして押し出さないと、身体の中心まで魔力が戻っていかない。
それに対して兵士たちの魔力循環は、川の水が流れていくようにスムーズで、一切の淀みがない。
常に一定の魔力が、一定の速度で、体内を循環し続けていた。
それを見たレストアは、必死に真似しようとするが、中々上手くいかない。
何がどう違うのだろうか? レストアは一旦、スムーズな魔力循環を諦め、あえて普通に循環させてみる。そして、自分の魔力の様子を注視することにした。
しばらくして、兵士たちとの違いがわかった。
レストアの場合、末端部に流れようとする魔力と、末端部から中心へ戻ろうとする魔力とがぶつかり合ってしまい、それが魔力溜まりとなり淀みの原因になっていた。
対して兵士たちの魔力循環は、末端部へ流れるための魔力線と、中心へ魔力を戻す魔力線とが別々になっており、そのため二つの魔力がぶつかることがない。
魔力が末端部へ到達すると、くるりと反転するようにして中心へ戻る魔力線に魔力が流れ込み、そのまま中心へ還っていくのだ。
その様子はさながら、心臓から血液が送られ、動脈から末端部の毛細血管、毛細血管から静脈、静脈から心臓へ戻っていく、血液循環そっくりだ。
当然、まだ五歳児でしかないレストアにこのような知識はないため、それをベースにした説明では理解できないだろう。
しかし、百聞は一見にしかず。
彼の魔眼は、そんな説明無しでも、その魔力の流れをしっかりと捉えている。ならば後は、その真似をすれば良い。
まずは、魔心から末端部へ魔力を流す魔動脈、末端部から魔心へ還る魔静脈を用意。そして、その二つを繋げ、魔力が正しく循環するようにする。
後は、兵士たちを真似て実践するだけだ。
(……お? ……おおっ!)
すると、思いのほか簡単に魔力循環が出来るようになり、レストアは内心で驚く。
まだ、兵士たちに比べれば魔力が淀んだりするが、先ほどまでよりかは遥かに改善された。
そしてそのまま、次の指示があるまで、ひたすら魔力の循環を続けた。
十分ほど経っただろうか、教官が再び指示を飛ばす。
「循環させる魔力の量を増やせ。
まずは、身体のどこか一箇所に魔力を集中し、今の魔力量を把握。それが出来たら、魔力の量を増やし、十回循環させろ。
十回循環させる毎に、魔力が減っていないか、あるいは増えていないかを確認。変化していれば、再度同じ魔力量で循環、変化が無くなるまで同じ魔力量でやり直す。変化していなければ魔力を増やし、それを操作できる限界量までひたすら繰り返せ」
レストアは左の手のひらに魔力を集める。
すると、集めた魔力が球状になって現れる。大きさは手の中に納まるほどと、さほど大きくはない。
レストアはその量を把握すると、魔心から流れる魔力を左手のひらに集中させ、魔力球に注ぎ込む。
少しだけ大きくなった魔力球は、手の中に納まりきらず、指と指の間から魔力球が顔を出すほどの大きさになった。
レストアはその魔力量から増えないように、減らないように意識しながら、魔力を身体の中へ戻す。そして、その魔力を循環させた。
最初の三、四セットは魔力量が増減してしまい失敗したが、徐々にコツを掴み、その失敗も無くなっていった。
やがて、一セット毎に魔力量が増えていく。
そして、魔力球がソフトボールほどの大きさになったころ。
異変が発生した。
(なに……これ……っ!?)
魔力の制御が、突如として出来なくなった――魔力が暴走したのだ。
魔力を集めて形作った球状魔力が、レストアから魔力を奪うかのようにして肥大化していく。
レストアはなんとか魔力を引き戻し、魔力球を小さくしようとするが、全く意味をなさない。
綱引きで例えるなら、魔力球側が一方的に綱を引っ張っているような状況だ。レストアの抵抗などまるで無いかのように、魔力が引き抜かれていく。
そうしていると、兵士たちが異変に気付いた。
「おい、魔力を暴走させてるヤツがいるぞ!」
「魔力暴走? あんな子どもが……?」
「それより、なんでここに子どもがいるんだ?」
「そんなことどうでもいいだろ! このままじゃ、アイツが危ねぇ!」
「お前らはここにいろ! 俺が対処する!」
そんな、慌ただしい会話がレストアにも聞こえてくる。兵士たちに存在がバレてしまった以上、一刻も早く逃げ出したかったが、暴走した魔力はどうにもならない。
焦燥と恐怖がごちゃ混ぜになった感情に押しつぶされそうになっていると、兵士たちの教官がレストアのもとに駆けつける。
「魔力を止めろ! 魔力の通り道を切り落とすんだ!」
「え……!? わ、わかった……!」
唐突に言われ、一瞬混乱するが、すぐに意味を理解する。
魔力球とレストアの魔力は、魔力の線で繋がっている。
レストアは、その魔力線を無理やり引きちぎるようにして、魔力球からブチ切りした。
すると、レストアとの繋がりを失った魔力球が、完全な暴走状態に移行する。
球状であったそれは歪み始め、同時に激しく明滅を繰り返す。
そして――大爆発を起こした。
魔力爆発から逃れる術はない。そう思ったレストアは、思わず目を瞑る。しかし、何も起こらない。
恐る恐る目を開けると、レストアの目の前には教官が立っていた。右腕を前方に突き出して、爆発源へ魔力を放っている。
よく見ると、教官の魔力は球状の分厚い壁となり、魔力爆発を完全に遮断していた。
「少年、ケガはないか?」
呆然としているレストアに、教官が声をかける。
少しして、はっと正気に戻ったレストアは、曖昧に返事をした。
「……う、うん、大丈夫……」
「そうか。なら、よかった」
教官は安堵したように、軽く息を吐きながら言う。
しかし、彼はすぐに緊張感のある空気を纏う。そして、レストアの目線に合わせるようにしゃがみ込み、問いかける。
「ところで少年、ここで何をしていたんだい?」
問いかける声自体は優しく、鋭く咎めるようなものではない。レストアが無意識に発動させた〈裁閻の慧眼〉も、教官が〈黒〉ではないと言っていた。
彼の真意が、悪意に通づるものではないとわかり、レストアは正直に話すことにする。
無論、フィーアやガルドの言いつけを破ったことや、魔力を暴走させたときの兵士たちの反応といったところから、自分が悪いことをしたという認識は持っている。
だが、相手が真摯な態度で向かってきた以上、こちらも素直に打ち明けるべきだと判断したのだ。
「……ここでオジサンのはなしをきいて、みんながやってるのをマネしてみた」
「みんなの真似? 魔力制御のことかい?」
「うん。さいしょは上手くいってたんだ。でも、まりょくをふやして六回目……いきなり、まりょくがせいぎょできなくなって……」
「なるほど、それで暴走したわけか」
「……うん、ごめんなさい」
「……ん? 何がだ?」
「だって、まりょくをぼーそーさせたから……」
「ああ、そのことか」
教官は、レストアの謝罪内容に苦笑する。
魔力制御のコツを掴んでいない初心者のうちは、魔力暴走などよくあることだ。暴走をある程度繰り返し、それでようやく、魔力制御のコツを掴んでいくのだ。
そのため、暴走させる度に気に病んでいたら、上達できるものもできなくなってしまう。
そういった認識が教官の根底にあったため、レストアの謝罪に一瞬、戸惑ってしまったのだった。
「あの程度、何のことはない。小さいうちは、魔力を暴走させてしまうものだ。悪意あってやったことでないなら、謝るようなことではないさ」
彼は宥めるように、左手で優しくレストアの頭をなでながら言う。
「……そっか、わかった」
〈裁閻の慧眼〉は、教官の言葉を〈白〉だと捉えている。
慰めるための方便ではないと理解したレストアは、少し吹っ切れたように、そう返した。
その直後だった。
「――レストア!」
「ひぅっ!」
後方から響いた女性の声に、レストアは思わず身をすくませる。
母の――フィーアの声だ。ついに見つかったのだ。
そう理解したレストアは慌てて振り向く。
その直前、声のした方で魔力がバチッ! と弾ける気配を捉えたが、その意味は振り向いた瞬間にわかった。
レストアが振り向くと、背後には既にフィーアが立っていた。
声の響き方からして十数メートルほどは離れていたはず。だが、魔力による身体強化を施し、一瞬にして距離を詰めていたのだ。
フィーアはレストアの両肩に両手を優しく置いて、
「申し訳ありません。ウチの子がご迷惑をおかけして……」
と、教官に向かって謝罪をする。
レストアは肩に置かれたフィーアの手から「逃さない」という意思を感じ、大人しくする。下手に抵抗すれば、どうなるかわかったものではない。
フィーアの謝罪を受けた教官は、
「いえいえ、謝罪はその子から受けましたから、もう十分ですよ」
と返した。
渋々頭を上げたフィーアは、教官の右腕を一瞥し――しかし何も言わなかった。
恐らくはその右腕に、レストアのかけた迷惑というものの正体が残っているはずだ。
しかし、彼がもういいといった以上、これ以上謝罪するのは失礼にあたるだろう。そのため、追及することはしなかった。
これ以上留まるのは、兵士たちの迷惑になると考え、フィーアは早急に立ち去ることにする。
「レストア、戻りますよ」
「う……うん……」
フィーアはレストアの肩を軽く叩いて、居住区画に戻ろうと促す。
レストアは、このあと母からどんな説教を食らうのかとビクビクしながら、フィーアの後ろをついて行った。
二人が立ち去ったあと、魔力制御の練習を中断していた兵士たちが、教官の下へ心配そうに駆け寄ってくる。
「教官……大丈夫ですか?」
教官の右腕に視線が集まる。
彼はそれをもどかしげにしながら、兵士たちにも見えるように右腕を上げる。そして、服の袖を肘までめくり上げた。
「子どもの魔力暴走など、容易く凌げると思っていたんだがね」
そう言いながら見やる自分の右腕は、そのところどころが、銀の燐光を纏った翡翠色――翡銀色の氷晶に侵されていた。特に、手のひらはその大部分が凍りついている。魔力爆発を防ぎきれなかったのだ。
本来、魔法才能に目覚めたばかりの子どもの魔力暴走など、大人からしてみれば大したことはない。
なぜなら、扱える魔力が非常に少ないからだ。如何に咄嗟の出来事と言えど、魔法師団に所属する、それも教官を任せられるようなベテランが、それを防ぎ損ねることなどあり得ない。
だが、あの銀髪の少年――レストアは、どうやら例外のようだ。
あの口ぶりからして、魔力が何たるかすら知らないだろう。あるいは、魔法才能に目覚めたばかりなのかもしれない。
だとすれば、彼の秘める魔法才能は凄まじいもののはずだ。何せ、魔法のベテランが防ぎ損ねるほどの魔力暴走を引き起こせるのだから。
教官が魔力を解放すると、氷晶は簡単に弾け飛び、すぐに健常な右腕に戻る。加えて、炎熱変換した魔力を右腕に流し、凍傷になりかけている部分を治癒していく。
「あの子は……将来、大物になるかもな」
教官は口元でつぶやき、銀髪の少年のことを報告しようと心に決めるのだった。
練兵場から離れたレストアとフィーアは、行政区画へ立ち寄っていた。レストアがガルドの言いつけを破ったことの報告のためだ。
行政区画の廊下を歩いていると、突如として、ある一室の扉が勢いよく開かれる。
「――ああそうかよ! だったら、俺は俺で好きにやらせてもらう!」
開け放たれた扉から男が、部屋の中へ怒鳴り散らしながら出てくる。
あまりの声量に驚いて、思わず男の方へ向き直るレストアとフィーアだったが、男は二人には目もくれない。力任せに叩きつけるようにして扉を閉めると、そのままドカドカと大きな足音を立てながら歩き去っていった。
数瞬、呆然としてしまう二人だったが、何も見なかったことにして再びガルドの執務室へ向けて歩き始める。
レストアは男が出てくるまで、フィーアからそれとなく距離をとって歩いていた。このあと怒られるとわかりきっているのだから、物理的にも心理的にも、少し距離をおきたかったのである。
しかし、男が出てきてからは、慌てるようにしてフィーアとの距離を詰め、歩く。
フィーアはそれに気づかないフリをして、何も言わず歩いていく。大人が怒鳴り散らしていたのだ、それに恐怖してもおかしくはない、と思ったからだ。
フィーア予想は半分正解、もう半分は不正解だ。
レストアが男に恐怖したのは、怒鳴っていたからではない。
その恐怖は、〈裁閻の慧眼〉を宿すレストアにしかわからないだろう。
なぜなら、男は、レストアがこれまで見たことがないほどドス〈黒〉く染まっており、周囲を汚染するのではないかと思うほど、濃厚なそれを身に纏っていたのだから――。
翡銀色:銀の燐光を纏った翡翠色を表す造語。レストアの固有魔力色。
燐光には物理的な意味と比喩的な意味があるようで(今回は後者)、翡翠の翡はカワセミのオス、翠はカワセミのメスという意味もあるらしいですね(翡翠はそのままカワセミとも読む)。
翡色だけだと、翡翠のような(青)緑色を指すこともあれば、カワセミのオスの羽色から赤色を指すこともあるんだとか。奥が深いですね……。
レストアの性別が男なので、カワセミのオスを意味する翡の方を採用。お陰でややこしくなった気もしますが()




