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Destiny Disaster   作者: いのせんと
1/10

緑地の精霊


これはとある巨大な島国の話である。

その島国は煌国、奏国、峰国の三つの領地からなり、それぞれが独自の文化を形成し互いに尊重し合って生活していた。

ある時、特殊な能力(通称:エレメント)を持つ者たちが生まれ人々の生活をより良いものへと変化させていった。


エレメントを持つ者が生まれて長い年月が経った頃、

島国を黒龍が襲い(通称:第一次三獄戦争)、町は壊滅、人口の約9割を失った。数多くの犠牲者を出したこの黒龍はエレメントを持つ者が命と引き換えに封印することに成功した。


この物語はそんな第一次三獄戦争から100年が経った島国の話である。



          =100年後=


島国の中心部

緑の蘇った大地に少年の小さな足跡が刻まれる。


フウ「こっちの方に石盤があるって書いてあるよ!」


ーー少年のエメラルドのような目が輝き出す。


グラン「その地図、本当に正しいのかよ‥」


メアリー「まぁまぁグラン‥そう言わずついて行ってみよーよ」


グラン「でもフウの地図と博士の言うことに従ってたらいつもろくな目に合わないじゃん!」


メアリー「でもこの前の獣はやっつけれたよ?」


グラン「それはそうだけど‥」


フウ「あっ!!あれだ!!!」


ーーフウの見据える先には苔の生えた窪みがある石盤があった。


グラン「これ本当に石盤なの?」


フウ「間違いないよ。地図に書いてある特徴とピッタリ一致してる!」


グラン「別に石盤なら石盤でいいんだけどさー。ここに何しに来たんだよ。」


メアリー「あー確かに!フウは何でここに行こうと思ったの?」


ーーメアリーが疑問を投げかけるとフウは小さな呼吸をした後、2人に対し淡々と説明し始めた。


フウ「この地図が記してるのはこの石盤に四つの宝玉をはめるとこの世界の底が覗けるってことなんだって!だからせっかくだから見てみたいなって思ってね!」


メアリー「でも宝玉が本当にあるのかもどこにあるのかも分からないと思うんだけど‥」


フウ「それについては大丈夫!!」


ーーそう言うとフウはポケットの中から緑色に輝く宝玉を2人の前に提示した。


グラン「何で持ってんの?!」


メアリー「いや本当になんで?!どこで拾ったの?」


フウ「北の護石の裏に置いてあったよ?」


グラン「フウそれお前‥」


メアリー「何してんのよ‥」


フウ「おそらく全方角の護石の裏にあると思う!」


グラン•メアリー「あると思う!じゃねーよ!!」



ーーフウのまさかの行動に大きくため息をつく2人。



フウ「どうしたの?ふたりとも‥」


メアリー「さぁ返しに行きましょーねー」


グラン「あれはこの森を護ってくれてるって言われてるんだぞ!」


フウ「大丈夫だよ。ちょっとくらいなら」


メアリー「あんたねーー!!!」



ーーメアリーが言葉を発したその時‥



???「バゴオオォォォンッ!!」



ーー和やかなその言葉を掻き消すほどの怒号が森を貫く。



グラン「なんだ‥あれは‥」



ーーグランの目線の先には禍々しい覇気を放っている4.5メートルはあろう緑を纏う亀がいた。







人物説明


フウ: 男 7才 血液型A型 人間族 誕生日1月28日

   趣味 天体観測&冒険

   好きなもの ひまわり



グラン: 男 7才 血液型A型 人間族 誕生日7月10日

    趣味 読書

    好きなもの ゲーム全般


    

オーガ•メアリー: 女 7才 血液型B型 王魔族 誕生日10月24日

     趣味 お菓子作り

     好きなもの パンケーキ



説明


エレメント: 様々な能力の総称。現在確認されている数は約1000種程


三国 :煌国、峰国、奏国のことを現す。


黒龍 :強大な力で三国を襲った龍。なぜ三国を襲ったのか、どこから現れたのか不明。


種族: 人間族、王魔族、エルフ族、またたび族、幻族、巨人族

ブレイン族、カリン族の合計8種類の種族が生活している。






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