魔法学園
評価によって連載するか決めたいと思います。
はじめは説明です。
「進め!」
「オオッ!」
「勝てっ!
「オオッ!」
「行くぞっ!」
「オオォォオォ!」
ドッオォォーン
この爆発音が1つの戦いの幕上げとなる音だった。
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魔光市、市内
国立中日本魔光学園
なかにほんまこうがくえん
、この学校は魔術師を育成する場であり、80キロ四方内に第一~第十学園までが集まり、学園都市と呼ばれてもいいほどの学園密集地域である。
この学園は、中日本というだけあって、西日本、東日本にも同じ学園がある。
そしてそれぞれの学園には、月に一度ずつ、一年間をかけて行われる学園対抗戦というものが存在する。
対抗戦とは簡単に言えば「学校間戦争」である。
まだ発見されていない魔法構子
フォトン
の発見、魔法研究、各学園の交流を目的としている。
(魔法構子とは現象に干渉し、魔術を発動する際に使用される構子である。)
大体を攻撃の要、侵攻側
アタック
と防御の要、守備側
ブロック
とに分け、武器、魔法を駆使して戦闘を行う。
ほかにも、物資等の運搬、供給を行う中継役
トランス
、敵の接近を妨害する迎撃部隊
インセクト
が存在する。
武器といっても、現在は魔法で強化した物が主流となっている。
魔法とは近代発見されたオカルトで、魔方陣、または詠唱によって自らの体内にある魔法構子
フォトン
を集中、位置設定、方向付けを経て放てる魔術である。
昔、魔術師だと名乗る男の細胞から魔力を生成、伝達する、魔力結晶が発見され、細胞を増殖し、体内に埋め込むことで魔法の使用を可能にした。
だが、少なからず細胞と適合せず魔術師になれなかった者もいたため、始めは少なかった魔術師も、魔力結晶が能力と共に伝播することが証明され、その数を急激に増やしている。
昔は魔法が使える=魔術師、だったのだが、
現在は、
魔法学園卒業=魔法師
魔法大学卒業=魔術師、という構図のためややこしい。
魔法を使うためには、原則として魔法師以上の資格が必要のため、魔法学園の入学者も増え、そうなると上を目指したいというのが人間の常のため、魔法大学の進学者も増え、進学の難易度も高くなる、
そこで登場するのが対抗戦である。
対抗戦で地区優勝をすればその地区での大学進学が有利になる。
そして各地区の優勝学園同士の魔術大戦
ユニヴァース
で総合優勝すれば国際的大学への進学がかなり有利になる。
そんな事情で生徒たち(特に3年生)は、対抗戦に情熱を燃やすのである。
現在、第1回学園対抗戦、第一学園vs第三学園が行われている。
魔光第一の制服を着た1年生(新入生)たちは、
一人は平均的な身長、平凡な外見
一人はツンツンした髪型の、大男
一人は整った顔立ちで、伸ばした髪を紐で結んでいる
彼らはそれぞれ明らかな敵意に対して身構えていた。
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