第8話
門をくぐるとそこは、中世ヨーロッパのような雰囲気の建物が立ち並びメインストリートの先には、この領主の住まいと見られる建物がこの街を見渡すように立っていた。
『すごく賑わっているね!』
僕がそういうと、シオンお兄ちゃんが教えてくれた。
「そうだね。ここは国の端の街で他の国と接しているから色んなものが入ってくるから商売が盛んに行われてるからね!」
『そうなんだぁ。ちなみに今からどこ行くの?』
「今から冒険者ギルドに行って討伐報告に行くんだよ」
『そっか。じゃあ僕冒険者登録したい。』
僕がそう言うと、先程身分証明するものをつくるようにいわれたのもあって登録することになった。
街を歩いていると、時々視線を感じるような気がしたが気のせいなのかな?
そんなことを思いながらしばらく歩くと、結構大きな建物が2、3軒見えてきた。
『あの大きな建物のどれかが冒険者ギルド?』
そう聞くと、 手前から冒険者ギルド、商業ギルド、図書館の順で並んでいるそうだ。
今日はもう遅いので、とりあえず冒険者ギルドだけに行くそうだ。
冒険者ギルドに入るとたくさんの視線が俺に向けられた。
すると、奥からギルド嬢と思われる人が出てきた。
「滅竜風の皆さんそちらの子はどうされましたか?」
「その事で話があるから個室を要してくれないか?」
そうリーダーが言うと、リーダーとカイルは個室に案内された。
僕は冒険者登録があるため、イオと一緒にカウンターに向かった。
「本日はどう言ったご要件でしょうか?」
「この子の冒険者登録をして欲しい。」
「かしこまりました冒険者登録ですね。お名前を伺いします」
僕が名前を答えると、受付嬢は僕の目の前に水晶をを出してきた。
ちなみに、受付嬢さんはマリンさんと言うらしい。
マリンさんが言うには、この水晶に手をかざすとその人の名前と種族などを調べることができるらしい。
なので、言われた通りに手をかざすと水晶に文字が現れた。
名前 : リューセー
種族 : 獣人
年齢 :《《5歳》》 Lv.1
「リューセーさまは、Lv.1のためFランクからのスタートになります」
その後は、マリンさんから冒険者ギルドについての説明があった。
冒険者ランクについては教えて貰っていたげど知らないことも結構あった。
まず、受けられる依頼は自分のランクの下二つと上一つのランクの依頼までだそうだ。
他にも街に危機が迫った際にはランクに応じて召集や指名依頼なんかもあるらしい。
しばらくすると、リーダー達が降りてきた。
お話が終わったようなので、今日どこに泊まるか聞いたら皆は宿に止まるが、僕はリーダーの家に泊まるらしい。
そんな話をすると、カイルとイオはびっくりしていた。
>>>何があるんだよ!<<<
その後、僕たちは冒険者ギルドの前で皆と別れた。
すると、リーダーが魔法で何かを飛ばしていた。
『シオンお兄ちゃん。今何をしたの?』
「迎えを呼んだんだよ」
迎え?シオンお兄ちゃんはなにか偉い人なのかな?
そんなことをしばらく考えていると、冒険者ギルドの前に護衛を付けた馬車が止まった。
すると、中から執事のような人が出てきて(シオンお坊ちゃまお迎えに上がりました)といった。
やっぱりシオンお兄ちゃんは貴族だったんだ…
どうしよう。僕礼儀作法とか知らないから大丈夫かな?
そんなことを考えながら馬車に乗ると、馬車が動き出した。
『シオンお兄ちゃんお貴族様なの?』
「まぁそうだな。でもそんな大きな貴族じゃないから緊張しなくても大丈夫だよ。」
大きな貴族じゃないから大丈夫と言われても、貴族は貴族だろうよと心の中でツッコミながら僕はドキドキしながら乗っていた。
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