第19話
「おはようリューセー」
僕が目を覚ますと、今日はシオンお兄ちゃんは起きていた。
僕は、シオンお兄ちゃんに返事をしてから起き上がった。
その後、僕たちはメイドさん達に着替えさせてもらってから朝食を食べに行った。
『シオンお兄ちゃん!今日は何をするの?』
「2日もう休んだし冒険だな!リューセーも行くか?」
『うん』
僕たちは、ご飯を食べ終わると冒険用の服に着替えてシオンお兄ちゃんのパーティーメンバーとの集合場所へと向かった。
ちなみに、僕の冒険用の服はシオンお兄ちゃんのお古を貸してもらった。
「ていうことで、リューセーの冒険に着いてくことになりました」
「いや、ていうことってどういうことやねん」
僕とシオンお兄ちゃんが集合場所にいくと、他のメンバーもう集合していたため、僕が一緒に冒険をする経緯を説明した。
「なるほどね!確かにまだ一人でやらせるのは危ないからね」
「大丈夫だよー」
カイルお兄ちゃんとイオお兄ちゃん二人とも承諾してくれたので僕たちは依頼を受けるため冒険者ギルドに向かった。
『シオンお兄ちゃん今日は何の依頼を受けるの?』
「今日は初めてだから採取依頼をした後、リューセーに魔法を教えてあげるね!」
『ヤッター!魔法使えるの?』
「そうだね、魔法適性があるのは使えるよ」
その後ギルドで採取依頼を受けて僕たちは街の外に向かった。
『門番さんこんにちは!』
「おっ坊主か。元気にしとったか?」
「そういや自己紹介忘れとったな、俺はゼフィルドでこの街の門番だ」
『ぜフィルドさん僕は元気です!』
僕は、ぜフィルドさんに冒険者カードを見せて今回の目標の薬草の群生地へと歩き始めた。
僕は、自分の持っているスキルに慣れるためにサーチと航跡視覚を展開させた。
すると、正面の方に反応があった。
『シオンお兄ちゃん、前からなにか来るよ?』
「ん?まだ何も見えないけど...」
『4.5km先ぐらいにいるよ?』
「え?リューセーそんな先の事もわかるの?」
僕が反応があったのでシオンお兄ちゃん立ちに教えると、カイルお兄ちゃんが驚いていた。
なので僕はカイルお兄ちゃんに聞いてみると、スキルとかは初めから持っている人もいるが、基本的に長年同じことを行ったりしていると知らないうちにスキルを獲得できるらしい。
また、スキルを獲得しても使っていかないとそんなに強くないし、今回の場合のように長距離を感知することも出来ないそうだ。
それで今回前にいた動物はホーンラビットらしい。
ホーンラビットは、基本的に子供でも倒せるが複数体いると少し難しい魔物らしい。
魔物というのは、魔力を持った生き物で、魔力の濃い場所から発生するため魔の森などに多くいるらしい。
僕は、その後も魔物の気配を察知してはシオンお兄ちゃん立ちに知らせていた。その度にシオンお兄ちゃん達が倒して僕のことを褒めて頭を撫でたりしてくれた。
その後、目的の場所に着いた。
「リューセー今回の採取するのは覚えてる?」
『うん。オオコブラていう解毒薬に使う草!』
「ちゃんと覚えてたね。じゃあ俺たちは周りを警戒してるからリューセーは1回一人でやってみようか。」
『はーい』
シオンお兄ちゃんに一人でやってみようと言われたので僕はとりあえずオオコブラを探す意識をして夢幻真理眼を発動した。
すると、目の前に矢印に指された植物が出てきた。
そこに行くと、スキルがきちんと発動したみたいで指された全ての植物がオオコブラだった。
しばらく黙々と採取を続けていると、知らないうちに目標の個数に到達した。
なので、僕はお兄ちゃんのところに向かった。
『シオンお兄ちゃ~ん』
「ん?どうした。」
「見つからなかったのか?リューセー」
『ううん。終わったよ』
「え?もう終わったのか?」
『うん』
「カイルー、イオー、リューセーもう終わったって」
シオンお兄ちゃんがみんなを呼んだら、どうしてそんな早く終わったの?と聞かれたので鑑定スキルがあるからすぐ分かったよ?と答えたらどうもそれはおかしいらしい。
普通の鑑定は、ものや生き物1つを見て鑑定できるらしい。そのため、僕の広範囲を一気に鑑定して特定のものを見つけるなんてことは出来ないらしい。
多分、僕が持っているのは普通の鑑定じゃないからな?
その後、僕たちは昼になるまで採取をやって昼食の準備を始めた。
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