第12話
『ん…ここは?』
そうだった。僕は、昨日養子になるか聞かれた後シオンお兄ちゃんの部屋に戻ってシオンお兄ちゃんの抱き枕にされてそのまま寝ちゃったんか。
どうしようかな?
僕は、クラス転移でこの世界に来たけど何故か僕だけここに飛ばされて容姿も変わっちゃったんだよね。
でもとりあえずクラスに合流しようと思ってたし、情報収集をしないとだね。
そうすると、養子になったとしても僕はこの家には入れないしどうしたらいいんだろう。
「んっ…あれ?リューセーもう起きたの?」
『うん。なんか目が冴えちゃって。シオンお兄ちゃんもおはよう!』
「うん。おはよう」
そう言ってシオンお兄ちゃんはまた俺をギューってしてきた。
『シオンお兄ちゃん苦しいよ』
そう言うと、シオンお兄ちゃんはギューってするのを緩めてくれたが、それでも抱いたままだ。僕はぬいぐるみでも抱き枕でもないのよ。
俺が心の中でそう思っていると、
「リューセー。昨日の話…どうするか考えた?」
シオンお兄ちゃんが僕に何か話しかけていたようだが聞き逃してしまった。
『シオンお兄ちゃん、ごめん聞いてなかったもう1回教えて?』
僕は、ききかえしたがシオンお兄ちゃんは「なんでもないよ」っと行ってそのまま僕をまた強くギューっと、してきた。
その後、僕は10分ほどギューっとされていると部屋の扉がトントントンっとされたので、シオンお兄ちゃんが扉を開ける。
すると、メイドが入ってきた。
僕たちを起こしに来たようだったが、僕たちが起きてたのにびっくりしていた。
そして、シオンお兄ちゃんは自分で着替えたけど僕はシオンお兄ちゃんに手伝ってもらって着替えた。
(別に5歳児だから仕方ないもん)
僕たちは、着替えたあと朝食を食べに部屋を移動していた。
もちろん僕は、シオンお兄ちゃんに手を繋いで貰って移動していますよ。
僕たちが部屋に着くと、まだ誰も部屋にはいなかった。しばらくすると、全員が揃いご飯を食べ始めた。
緊張はしていたが、昨日よりはマシだったためきちんと味わいながら食べることが出来た。
何故か懐かしいよう気もしたが多分気のせいだろう。
それよりも、昨日の夜もそうだったがこの国ではパンが主食のようだ。しかも味が薄い。
それでも僕は、病院食に慣れていたせいかそこまで苦にはならなかった。
もし同じようなものを他のクラスメイトも食べていたら苦しいだろうなぁと、思いながら食べた。
ご飯を食べ終わると、僕は昨日と同じ部屋に呼び出された。
「昨日は、時間も遅かったし疲れてると思ったからすぐに話を切り上げたからもう少しちゃんと話したいと思って。」
そう言って、アルベルトさんが僕にソファーに座るように促してきた。
僕が言われた場所に座り、アルベルトさんの方を見た。
「まずなんで君を養子に迎えようとしたか話すね。」
そう言うと、アルベルト養子に迎えようと思ったか理由を述べ始めた。
簡単に話の内容をまとめるとこうだ。
・シオンお兄ちゃんが養子にして欲しいと言ってきたから。
・僕の容姿は珍しく事件や事故に巻き込まれそうだから。
・賢しこそうで大成しそうから。
シオンお兄ちゃんがアルベルトさんたちに養子にして欲しいと言ったんだ。
ちょっと嬉しいな。
あと、俺の容姿はほんとに珍しいらしい。青色はどうか分からないらしいが、金色の髪色や毛色の生き物は見たことがないらしい。
だからこそ、変な貴族や裏社会の事件などに巻き込まれないように辺境伯という名前があった方がいいらしい。
「それでだ。リューセー君改めて聞くが君はどうしたい?」
『僕は獣人なのにこの国の貴族に入ってもいいの?』
「それは大丈夫だこの国は、先代の王様が亜人(獣人)差別を禁止したから今ではこの国では普通に生活しているんだよ」
(そうか。もしかしたらこの前まで獣人差別のある国にいたのかもな。)
『そうなんですね』
『でももう少し考えさせてください。それで少し聞きたい事がたあって。』
そう言って僕は、少し迷ったが勇者召喚について聞くことにした。
『ココ最近勇者召ってあるんですか?』
「どうした?勇者に興味があるのか?」
『うん。かっこいいなって』
「そうだなぁ。ここ何百年かはされてないなぁ」
「それこそ、最後に魔王が倒された300年は前になるかなぁ」
そう言ってアルベルトさんはこの世界の歴史を話し始めた。
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