第11話
僕が部屋に入ると、もうシオンお兄ちゃんの家族が揃っていた。
僕は、シオンお兄ちゃんに席に案内してもらいシオンお兄ちゃんはら僕の隣の席に座った。
「それじゃあ自己紹介をしようか。
私はこの国の辺境伯でアルベルト・ウォン・バンウォールだ」
やっぱりシオンお兄ちゃん全然お偉い貴族さんじゃん。
辺境伯って国の防衛を任されているんだよね?めちゃくちゃ緊張してきた。
「私は、アルベルトの正妻でアリス・ウォン・バンウォール」
「私は、アルベルトの側室でエレナ・ウォン・バンウォール」
「僕は、カリオス・ウォン・バンウォールでこの家の次男だよ」
「私は、ライラ・ウォン・バンウォールでこの家の長女」
「で、次に僕がこの家の三男だよ。」
『僕は、リューセーと言います。』
全員の挨拶が終わったあと、今はここには居ないけど王都に長男のレオンともう寝ちゃってて別の部屋に双子のスピカとアークがいる事を教えてもらった。
「それじゃあ自己紹介も終わったし、ご飯を食べようか」
そうシオンお兄ちゃんのお父さんが言うと、僕たちは食べ始めた。
僕は音を立てないようにマナーを気にしながら食べていたので食事だけでとても疲れた。
その後僕は、アルベルトさんによびだされたのでシオンお兄ちゃんと来ていた。
そこには、アルベルトさんとアリスさん、エレナさんがいた。
「いらっしゃい。リューセーくん」
「いやね、ちょっと話があってね。」
そう言い、アルベルトさんがジェスチャーをするとシオンお兄ちゃんが部屋の外へと出ていった。
「リューセー君よご飯はどうだった?」
僕は緊張から味は分からなかったが美味しいと答えた。その後も雑談をした後アルベルトさんが咳払いをした。多分ここからが本当の質問だろう。
「実はね、シオンが君のことを引き取って欲しいと言ってきたんだよね」
「そこで君の気持ちを聞かせて欲しいんだよ。リューセーくん的には今の話を聞いてどう思う?」
いつの間にシオンお兄ちゃんがそんな話をしていたのかびっくりしたが、僕はこの世界の住人じゃないしやることがあるためすぐに結論を出せず悩んでいた。
「ちょっと急だったかな?」
アルベルトさんは悩んでいる俺を見てそういった後とりあえずこの話は今度にしようと僕に考える時間をくれた。
そして、少し雑談をした後僕は部屋を後にした。
僕の案内された部屋はシオンお兄ちゃんと同じだった。
シオンお兄ちゃんは部屋に戻ってからさっきの話を僕には何も聞いてこなかった。
多分僕が考えるのを邪魔しないように気を使ってくれてるんだろう。
それにしても僕と、シオンお兄ちゃんが同じベットで寝るのはどういうことだろう。
今は子どもの姿とは言え、ここに来る前は高校生だったので普通に恥ずかしい。
なのでシオンお兄ちゃんに別のベットで寝たいと言ったが、ダメと一言で片付けられてしまいシオンお兄ちゃんに抱き枕となってそのまま寝てしまった。
------------
【アルベルト視点】
リューセーが出ていった後俺たちは、3人で話していた。
「リューセー見ててどう思った?」
「正直返答がしっかりしていて大人びてるなぁ…とは思ったかな」
確かに、シオンが言うには5歳らしいがそれにしては受け答えがしっかりしていてうちの双子の兄弟と比べてみてもとてもじゃないけど5歳児には見えなかった。
シオンに聞いたら親に捨てられたらしいがこんな賢そうな子を捨てるとは、もったいない選択をしたな。
「アルベルト様は引き取るつもりなんですか?」
「そうだなぁ。俺的にはあの容姿だとあの子は今後トラブルに巻き込まれそうだし辺境伯という後ろ盾はあった方がいとは思う。
まぁただ今後どうするか決めるのは本人次第だけどね。」
「そうね。今ここで私たちだけで話しても結局は本人の決断を聞いてからだしね」
読んでくださりありがとうございます!




