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ヒーロースーツを手に入れたらクラスのマドンナと仲良くなりました  作者: ウルトラサイダー


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9/17

飛べました!

「ほへーー」


 高木さんは口をあんぐり開けたままフリーズしてしまった。


「高木さん、大丈夫?」


「あ!ごめん。あまりにも突拍子のない話しで理解するのに時間かかった」


「信じてくれる?」


「信じられないけど信じる!そのスーツがすごいのは実際に見てたしね。ねえ、このスーツって他に何ができるのかな?」


「うーん、それがよくわからないんだ。説明書もついてなくて」


「あのさ......空とか飛べたりする? もしできるんだったら一緒に飛んでみたいなー」


 こうして再び外に出た僕達はスーツが飛べるのかどうか試してみることにした。


「よし!やってみる! トウ!!」


 僕が地面を思い切り蹴ると、体がすごい勢いで宙に舞った。どれくらい飛んでいたのか?しばらくして地上に戻ってきた。


 高木さんはそんな僕をみてパチパチと拍手をしている。


「すごい、すごい!でもこれってジャンプだよね?私がみたいのはこう!こうやって空を飛ぶの」 


 高木さんは両手を突き出してくるくると回った。


「うーん、いったいどうすれば」


「頭の中でイメージしてみればいいんじゃない?」


「そんなもんかな?」


「案外そんなもんだよ」


 僕は飛べ!飛べ!と頭の中で必死に念じた。するとどうだろう。背中にピンク色のマントが出現した。


 よし!なんかいけそうな気がする!


 僕は天に向かって両手を挙げた。すると体がゆっくりと浮き上がりはじめた。


「浮いてる!浮いてるよ!早川くん!あともう少し!頑張って!」 


 高木さんの声援をうけた僕は元気100倍。そのままスピードをつけ遂に飛ぶことに成功した!


 すごい!なんだこれは!


 僕は工場跡地付近を軽く一周した。


 そして元の場所に着地すると高木さんが駆け寄ってきた。


「やったね!早川くん!!」


「うん!やった!僕、空を飛んだ!!飛んだんだー!!」


「じゃあはい」


 高木さんは僕に向かって両手を突き出してきた。


「今度は私も連れてって」

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