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ヒーロースーツを手に入れたらクラスのマドンナと仲良くなりました  作者: ウルトラサイダー


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7/7

マドンナ登場!

「え? ち......違いますよー」


 僕は咄嗟に嘘をついた。だってしょうがないじゃないか。こんなまっピンクのスーツ姿、見られたいわけないだろう。


「ほんとにー?」


 高木さんは僕の真正面に立ち、顔を近づけてきた。


「あ.....あ......」


 僕はパニックになった。高木さんのさらさらとした黒髪。くるりとした大きな目。わずかに感じる吐息。その全てが僕に襲いかかってくる。


「うーん、やっぱり早川くんだ。眼鏡してないけど。私ね、人の顔覚えるの得意なんだ。だから誤魔化してもダメだよ!」


思考停止した僕はコクリと頷いた。


「それにしても驚いたなー。早川くん、運動神経すごくいいんだね!さっきの全部見てたよ」


 実はそうなんだ、これは昨日、宇宙人から......そう言いかけて僕は気づいた。


 この言い方だと、高木さんはスーツの能力のことに気づいていない。昨日のことを言わなくてすむだけでなく、僕を運動神経抜群のナイスガイだと思ってくれる。


「実はそうなんだ。自分で言うのもあれだけど、けっこう運動神経いいんだよねー」 


「うんうん、なるほど!すごいね、早川くん!すごくかっこいい!やっぱり運動できる男の人って素敵だよね!」


 クラスのマドンナに褒めちぎられ、僕はだらしのないニヤケ顔になってしまった。


「そ......それほどでも。へへへ」


「あれれ?でもおかしいよね?早川くん、そんな運動神経よかったっけ?体育の授業ではそんなかんじしなかったけど?普段は隠してるの?なんで?なんで?」


 あれれ?おかしいよね?全然乗り切れてないね。


 僕は高木さんのなんでなんで攻撃をもろにくらい顔をしかめた。だが諦めてはいけない。考えろ、考えるんだ。なにかいい訳を......


 その時、高木さんの表情がチラリと視界に入った。彼女の目は笑っていた。口元も笑っていた。

あ.....これバレてるわ


「.....実は......嘘ついてました」


 僕のその言葉を聞いた高木さんは満面の笑みになった。


「そっか、そっか。とりあえず詳しい話しはあそこでしようか」


 高木さんは奥にあったプレハブ小屋を指差した。

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