見られた?
今日は始業式だった。終わり。
え?それだけかって?それだけだ。語ることはなにもない。だって友達がいないのだから!
周りのクラスメイトたちは今日は午前中で終わりだからカラオケに行こうとかケーキ屋に行こうとか盛り上がっていたな。
それに比べて僕は......まっピンクなスーツを着て誰もいない工場跡地に佇んでいる。
だが心配することはない。このスーツは宇宙人がくれた超すごいスーツなのだ。これからこのスーツの性能をお見せしよう!
まずはこれだ。僕は床に落ちていたコンクリートブロックを片手で軽々と持ち上げ、上に投げた。
するとコンクリートブロックはすごいスピードで空の彼方へと消えていった。
次はこれだ。僕は別のコンクリートブロックを掴み、軽く力をこめた。するとどうだろう?コンクリートブロックは粉々に砕けちったではないか。
すごい力だ。このスーツは体の身体能力をえらく向上させるらしい。
さぁて、次は何をしようか?走力を測ってみるか?ジャンプ力を測ってみるか?それだけじゃない。身体能力だけでなくなんらかの特殊能力も使えるかもしれない。
僕が悩んでいると......
「早川くん.....だよね?」
背後から声をかけられた。
僕は慌てて振り返る。
そこにはクラスのマドンナ、高木花さんがいた。




