未知との遭遇
僕は今、夜の公園に来ている。
1人でベンチに座り物思いに耽っているのだ。
はぁ、明日から学校が始まる。憂鬱だ......僕の気持ちを表すように掛けている眼鏡も曇っている。
高校生になって半年が過ぎた。ほんとに半年たったっけ?まあどっちでもいい。とにかく、今日で高校生活初めての夏休みが終わる。
高校に入って中学の友達と離れ離れになった。まあ、すぐ新しい友達ができるだろうと甘くみていたのだが.....結果はこのとおり。
元来の人見知りである僕は自分から話しかけることがなかなかできない。それに加えて他のクラスメイトは中学からの友達だというやつがほとんどだ。
グループが別のグループと接触し大きなグループになる。そうして初めましてどうしのやつらも気づけば友達になっている。単身乗り込んできた僕には入る隙がないのだ。
それでも夏休みはよかった。なぜかって?中学時代の友達と遊んでいたからだよ。そんな彼らも高校生活を楽しく過ごしているようだった。新しい友達もいっぱいできたと言っていた。
今年はなんとかなったが来年からは相手にしてくれないかもしれないな......僕は将来を憂い大きなため息をついた......とその時だった!
「タ.....ス......ケ......テ」
どこかから微かな声が聞こえた。気のせいだろうか?
「タ......ス......ケ......テ」
間違いない!後ろの薮の中からだ!
僕は立ち上がり、恐る恐る薮の中を見た。
「うわっ!」
そこには見るもおぞましい、得たいの知れない生物が蠢いていたのだ。




