いざ、ゆめランドへ!
「ねえねえ、早川君!何にする?いっぱいあって迷っちゃうねー。さすがゆめランド!」
ゆめランドは豊富なアトラクションがあることで有名だ。数がありすぎてとても選びきれない。
しかし!僕をみくびらないでほしい。この日のためにちゃんと下調べをしてきた。今ゆめランドの全ての情報がこの頭の中に入っている。
ゆめランドの人気アトラクションはカメさんジェットコースターだ。名前はゆっくりしているが、スピードは凄まじい。カメの形をしたコースターも普通のカメさんというよりはあの某カメさん怪獣に似たフォルムをしているからそっちをイメージしているのだろう。
素人はいきなりこのカメさんジェットコースターに行きがちなのだが、それは危険だ。
なぜかって?人気アトラクションであるが故に待ち時間が長い。ある程度打ち解けた状態でないとこの待ち時間は耐えられないだろう。
だから僕は、あえて人気のないところを選ぶ。
「実は行くところはもう決めてあるんだ。まずはあそこのキノコ不思議博物館に......」
「わたし!カメさんジェットコースターに行きたい!」
「あ!いや!そこは......」
いきなりカメさんは危険すぎる。僕はなんとか回避しようとしたのだが.....
「ほら!人気だからはやく行かないと!」
高木さんのむにゅっとした柔らかくて暖かい手が僕の平凡な手に触れた。
その瞬間、僕は考えるのをやめた。高木さんに引っ張られカメさんジェットコースターへと向かった。




